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膝が痛くて階段が下れない….チェックしたい症状と意外な原因

このブログでわかること

  • ✓階段の下りでは太ももの筋肉が「ブレーキ役」となり、膝のねじれやお皿への負担が大きくなるため、上りより痛みが出やすくなります。
  • ✓膝の変形だけでなく、お皿の下にある「脂肪体」の硬さや股関節の動きの悪さが、痛みの原因になっている場合もあります。
  • ✓急な腫れや熱感、力が入らないほどの激痛、安静時や夜間の痛みがある場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。


「階段を下ろうとすると膝が痛くなる」

「膝が痛くて病院に行ったら膝が変形していると言われた」

このような膝の症状でお悩みではないでしょうか?

こんにちは。

熊本市中央区上鍛冶屋町で「こたけ鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。

今回は、階段を下る時に膝が痛くなり、病院で膝が変形していると言われた50代女性の症状を元に、膝に痛みについて解説をさせていただきます。

この患者さんは特に、朝の階段や外出先で段差を下りるときに痛みが出るため、日常生活にも支障を感じていたそうです。

しかし、階段を上るときには特に痛みがないそうで、本人も不思議に思い当院を受診されました。

ではなぜ階段を上る時には痛くないのに、下る時には痛むのでしょうか?

これには意外な原因が隠れていることがあります。

もしも同じように階段の下りで膝が痛くなる方は今回のブログが参考になるかもしれません。

階段を下ると膝が痛くなるのはなぜ?

ではなぜこの患者さんは、階段を上る時は痛くないのに、下る時は膝が痛くなるのでしょうか?

まず階段を登る時と下る時の膝の状態についてご説明いたします。

登る時は、腹筋やお尻の筋肉、太ももの裏の筋肉など多くの筋肉を使う事ができ、膝にかかる負担を分散することができます。

それに対して下りは、基本的に太ももの前の筋肉がメイン働きますが

登る時に比べて少なく、さらに常に「ブレーキ」をかけるよう形になることで

膝に対して「捻じれ」が生じやすくなり、負担が集中すると考えております。

さらに、膝のお皿にかかるストレスも強くなり、実に体重の2.8倍のストレスがかかるともいわれています。

イメージをすると、上る時はたくさんの人が協力して山を登るのに対して、下りは少ない人数で下らないといけないので、一人ひとりの負担が強くなるようなイメージです。

膝が痛くなる意外な原因は膝の「脂肪」

実際に階段を下る時に痛くなっている部分は膝のどこにあるのでしょうか?

「膝の骨が変形しているね」「ヒアルロン酸注射か手術しか方法はない」

と当院に来られた患者さんは言われておりました。

確かに、膝の骨が変形することで、膝が痛くなることもありますが、今回は別の部分に原因があると私は考えました。

それが膝の「脂肪体(しぼうたい)」という部分です。

「膝の脂肪ってなに?」と思われるかもしれませんが、実はこの部分に痛みが出る事が実は多いのです。

脂肪体は、膝のお皿の下にある柔らかい組織で、膝の曲げ伸ばしをスムーズする働きがあります。

また、痛みを感じる神経が多いといわれ、硬くなったり、動きが悪くなると圧迫や摩擦により膝の痛みの原因になります。

この患者さんのお体をチェックしたところ、膝の脂肪体はカチカチに硬くなっており

階段を下る時に大きな摩擦が起こっていたと予想しました。

ではなぜ脂肪体が硬くなったしまったのでしょうか?

私は「股関節の硬さ」に注目しました。

実は膝を左右に捻じるような動きをすると、必ず股関節も動くことがわかります。

膝の動きは曲げ伸ばしが得意ですが、捻じるのは不得意な関節で、股関節の動きに頼ってしまっているのです。

再び患者さんの股関節をみてみると、明らかに動きが制限されていました。

なので、膝の負担がさらにひどくなっていたんですね。

当院ではこの硬くなった脂肪体を柔らかくする治療に加えて、股関節が動きやすくなるような施術を行いました。

すると、股関節の動きが良くなるにつれて、脂肪体の硬さも改善し、今では階段を下っても痛みが出にくくなったと喜びの声をいただくようになりました。

膝の痛みで気をつけたい症状

膝の痛みですが、多くの場合、施術や時間の経過とともに良くなっていくことが多いのですが、中には気をつけたい症状もあります。

もしも当てはまる症状があれば、すぐに医療機関にご相談されてください。

・膝が急に赤く、熱をもち、大きく腫れた

・階段を下ると「激痛」が走り、力が入らない

・安静時や夜寝ているときも膝の痛みで目がさめてしまう

他にも転倒し、膝を強くぶつけた、過去に癌などの既往歴がある場合は、特に注意が必要です。

「このくらいで」とは思わず、ご相談をされてください。

当院でもそのような症状が見られる場合は医療機関への来院を促すことがあります。

ご理解の程よろしくお願いいたします。

よくある質問

ここでは、膝の痛みに関してよくある質問をまとめました。

Q:膝が痛いけど運動がしたいです。やめたほうがいいですか?

A:運動をした時に膝に痛みがある場合は、やはり安静にしたほうが良いかと思います。

  しかしながら、どうしても出たい大会があったりする場合は、膝や足首にテーピングを

  巻いて運動をする方法もあります。

Q:膝が痛い時は、冷やしたほうがいいですか?それとも温めたほうがいいですか?

A:例えば、膝をぶつけたりして、膝が腫れていたり、熱を持っている場合は冷やしてあげたほうがよいかと思います。

  しかし、今回の患者さんのような場合は判断が難しいこともありますので、一度専門家に相談することをおすすめいたします。

Q:レントゲンで異常がないのに、膝が痛むことはありますか?

A:はい。

 レントゲンで異常がみられなくても膝が痛くなることは大いにありえます。

 理由としては今回のケースだと「レントゲンにうつらない」からです。

 どうしても痛みが引かない場合は、レントゲンにうつらない部分に原因が隠れているかも知れません。

[監修:柔道整復師・はり師・きゅう師 小竹翔太]

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