こんにちは。
熊本市中央区で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
当院の患者さまで
「肩こりがひどくなると、めまいがして仕事が手につかない」
「病院で薬を処方してもらったが、めまいが治らない」
というお悩みをお聞きしました。
私の母も、実はめまいを経験しており、車の運転を控えるほど、強いめまいに悩まされた事があります。
加えて、最近は気温が一気に下がり、肩こりが発生しやすくなっております。
実は肩こりがひどくなると、めまいの症状も強くなる事があるのです。
今回のブログでは、肩こりやめまいでお悩みの方に、対策方法と即効性のあるツボをご紹介いたします。
同じようなお悩みがある方にとって参考になるかもしれません。
肩こりがひどくなると、めまいが起こる理由
実は、肩こりとめまいには深い関係があります。
肩こりをひどく感じている状態になると、首肩の筋肉がガチガチに固くなっている事が多いです。
これは、長時間同じ姿勢でパソコンに向かったり、緊張して肩に力が入ったりすることが原因です。
筋肉が固くなると、血液の流れが悪くなってしまいます。
血液の流れが悪くなると、脳への血流も減ってしまいます。
脳は私たちのからだのバランスをとる重要な役割を果たしています。
脳への血流が減ると、バランス感覚が乱れて、めまいを感じやすくなるのです。
また、首の筋肉が固くなると、内耳(ないじ)という平衡感覚を司る器官にも影響を与えます。
内耳は私たちの体の傾きや動きを感知する大切な場所です。
首の筋肉が固くなると、内耳の働きが乱れて、めまいを引き起こすことがあるのです。
さらに、肩こりによる痛みやストレスで自律神経のバランスが崩れることも、めまいの原因になります。
自律神経とは、私たちの身体を常に良い状態に導いてくれる制御装置のようなもので
自律神経が乱れると、血圧の変動や血管の収縮が起こり、めまいを感じやすくなります。
このように、肩こりとめまいは密接に関係しているのです。
肩こりがひどくなった時にめまいを防ぐ方法
肩こりがひどくなると、めまいを感じることがありますが、そんな時に試してほしい方法が3つあります。
①深呼吸
深呼吸は心と体をリラックスさせる効果があります。
肩こりによって緊張した筋肉をほぐし、血流を良くするためにも役立ちます。
楽な姿勢で座るか立ち、鼻からゆっくりと息を吸い込み、お腹が膨らむのを感じましょう。
その後、口からゆっくりと息を吐き出します。
この時、肩の力を抜いてリラックスすることが大切です。
これを5回繰り返してみてください。
②目を休める
パソコンやスマートフォンを長時間使っていると、目が疲れやすくなります。
目の疲れは肩こりにも影響し、結果としてめまいを引き起こすことがあります。
目を休めるためには、定期的に画面から目を離し、遠くの景色を見るようにしましょう。
20分ごとに20秒間、遠くを見ることで目の筋肉が柔らかくなります。
③肩周りを温める
温めることで血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれます。
カイロやホットタオルを使って肩や首周りをじんわりと温めてみましょう。
また、お風呂に入る際に肩までしっかりとお湯に浸かることもおすすめです。
これらの方法を日常生活に取り入れることで、肩こりがひどい時でもめまいを防ぐことができます。
自分の体調に気を配りながら、無理なく実践してみてください。
ひどい肩こりとめまいには「腕のツボ」を使って対策
肩こりとめまいに悩まされている方は、腕にある特定のツボを刺激することで、これらの症状を和らげることができます。
ここでは、効果的な腕のツボを3つご紹介します。
①外関(がいかん)
手首の内側にあるツボです。
手首のしわから指3本分ほど肘側に上がったところ、2本の骨の間にあります
このツボは自律神経を整える効果があり、めまいの軽減に特に有効です。
また、肩こりや疲労の軽減にも役立ちます。
指で軽く押し、20秒ほど刺激を与えましょう。
②中渚(ちゅうしょ)
手の甲にあるツボで、めまいや頭痛、ストレスによる不調に効果が期待されます。
小指と薬指の骨の間、指の付け根から少し手首寄りにあり、心地よい程度に押すと良いです。
これらのツボは、手でマッサージする他に、ドライヤーをツボに直接当てると効果的です。
最後に
最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。
めまいや肩こりでお悩みの方は、今回ご紹介して内容を一度試してみてください。
もし、めまいの症状が強く、まだ病院に行った事がない場合は、一度しっかりと診察を受ける事も大事です。
当院では鍼灸を使っためまいの治療を行っております。
今回ご紹介した内容を試してもなかなか改善されない場合は、お気軽にご相談ください。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)