こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
今年も残り約1ヶ月となり、一気に気温が下がってきましたね。
当院の患者さまで
「台所に立ったままでいると腰が痛くなる」
「年末年始で忙しくなると、いつも腰痛になってしまう」
というお声を頂戴しました。
年末年始はクリスマスや、お正月などイベントが多く、特に料理をする機会が増え、台所に立つ事が増えるかと思います。
私の亡くなった祖母も、正月は家族や親戚の料理を毎日作るので、よく台所で「立ちっぱなしで腰が痛い」と言っていたのを思い出しました。
今回のブログでは、立ったままが続き腰痛になってしまった時の対象方法や、正しい立ち方についてブログをまとめました。
同じようなお悩みがある方にとって参考になるかもしれません。
立ったままだと腰痛が悪化する理由
台所に立ちっぱなしの状態は、思った以上に腰に負担をかけてしまいます。
普段はなかなか意識していませんが、立っているだけでも腰の筋肉は常に働いています。
長時間同じ姿勢を続けると、筋肉が疲れて緊張状態になり、痛みを引き起こすことがあります。
また、台所仕事の多くは前かがみの姿勢になりがちです。
シンクや調理台が低いと、自然と前かがみになってしまいます。
この姿勢が続くと、腰の筋肉に余計な負担がかかり、腰痛の原因となることがあります。
さらに、反り腰には注意が必要です。
反り腰とは、腰が前に反りすぎている状態のことを言います。
実は、前かがみの体勢が多くなると、上半身の姿勢の悪さを腰が反る事でカバーする事になります。
反り腰の状態で立ち続けると、腰の骨や筋肉、靭帯に過度な負担がかかり、より腰痛が起こるやすくなるのです。
さらに、冬場は足元が特に冷えます。
足と腰は筋肉や神経でつながっているため、冷えが原因で腰痛になる事も多いです。
台所で急に腰痛になった時の改善方法
長時間立ちっぱなしで腰痛になってしまった…そんな時、すぐに試せる改善方法を3つご紹介します。
①ゆっくり横向きになる
まず、痛みを感じたら無理をせず、ゆっくりと横向きになりましょう。
床やベッドに横たわり、体をリラックスさせることで、腰の筋肉の緊張を和らげることができます。
特に、膝を軽く曲げて抱えるような姿勢が効果的です。
② 壁に手をついて足踏みする
次に、壁に手をついて体を支えながら足踏みを行います。
壁に手をついて安定させた状態で、片足ずつゆっくりと上げ下げします。
「腰痛があるのに動いても大丈夫なの?」
と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
足踏みをする事で、血の流れを良くし、腰に溜まっている老廃物をきれいに流す効果があります。
③15分散歩する
痛みが少し良くなってきたら15分ほど散歩しましょう。
歩くことで、筋肉がほぐれます。
さらに、精神的なストレスを下げる効果もあるため、この忙しい時期こそ積極的に散歩をするとさらに良いでしょう。
年末年始に向けて腰痛を防ぐ為に知っておきたい正しい立ち方
①足を肩幅に開く
料理中はどうしても前かがみになりやすくなります。
その際に、足を肩幅に開く事で骨盤が安定しますので、前かがみの体勢が楽になりやすくなります。
②シンクに体重をかける
特に洗い物を長時間すると、腰が反りやすくなります。
なので、シンクに体重を預ける事で、反り腰自体を軽減する事ができます。
ただ、シンクは硬いのでもしお腹が当たって気になる際はお腹にクッションを当てると良いです。
最後に
年末年始の忙しい時期に腰痛になってしまったら、どうしたらいいか分からなくなるかもれません。
その時は、今回紹介したブログの内容をぜひ試してみてください。
それでも改善が見られないときは、当院までぜひご相談ください。
年末も12月30日(月)まで診療しております。
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)