こんにちは。
熊本市中央区で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております院長の小竹翔太と申します。
最近は雨は降らなくても、どんよりと曇る事が多くなりましたね。
こういった天気の時は肩こりや頭が重くなるといった症状が出やすくなっています。
特にこういった症状に対して痛み止めをはじめとする「薬」は昔から身近な存在として親しまれてきました。
私自身も頭痛になる事が多く、昔はよく痛み止めを服用していました。
しかし、私は特に痛み止めを服用するとひどい眠気に襲われる事が多く、仕事がある日は飲むのをためらう事がありました。
今回は「肩こりがひどくなると頭が重くなる。薬に頼る前にまずできる事を紹介」という内容でブログを作成させていただきました。
この時期になると肩こりや頭痛、頭が重くなり、よく薬に頼ってしまいがちな方にとって参考になるかもしれません。
肩こりがひどくなるとなぜ頭が重くなるのか
肩こりがひどくなると、頭が重く感じることがあります。
これにはいくつかの要因が考えられます。
①血行不良による影響
肩や首の筋肉が緊張すると、その部分の血の流れが悪くなります。
肩や首の筋肉が固くなることで、血液の流れが滞り、酸素や栄養が十分に供給されなくなります。
特に頭部への血流が悪くなると、頭が重く感じることが多くなります。
この状態は、長時間のデスクワークや同じ姿勢を続けることで悪化しやすいです。
②神経の圧迫
肩こりがひどくなると、筋肉が神経を圧迫することがあります。
特に首や肩の筋肉が緊張すると、神経に対する圧力が増し、頭部に痛みや重さを感じることがあります。
首の後ろにははたくさんの神経が走行しており、背中と頭をつないでいる神経も多く存在します。
肩こりがひどくなると、特に首の後ろの神経が圧迫されやすくなり頭が重くなりやすくなります。
(黄色いヒモ状の部分が神経。頭の後ろの方まで伸びているのがわかります)
③ストレスと自律神経の関係
精神的なストレスも肩こりを悪化させ、頭が重く感じる原因となります。
ストレスがたまると、自律神経のバランスが乱れ、肩や首の筋肉が緊張しやすくなります。
自律神経は体のリラックスや緊張をコントロールする役割があり、ストレスによってそのバランスが崩れると、筋肉が常に緊張状態になりやすくなります。
これが肩こりを引き起こし、さらに頭の重さを感じる原因となります。
ひどい肩こりで頭が重くなっても薬に頼りすぎない方が良い理由
肩こりがひどくなり、頭が重く感じると、お薬を使って症状を和らげたい気持ちが強くなると思います。
確かに、薬は一時的に症状を緩和するのに効果的です。
しかし、薬に頼りすぎることにはいくつかの注意点があります。
まず、薬は一時的な対処療法であり、根本的な原因を解決するものではありません。
肩こりや頭の重さの原因は先ほど紹介したように、筋肉の緊張、血行不良、ストレスなど多岐にわたります。
これらの根本的な要因を解消しない限り、症状は再発する可能性が高くなります。
次に、薬を長期間使用することで、体に負担がかかることがあります。
例えば、痛み止めを頻繁に使用すると、胃腸に負担をかけたり、荷中に眠気がしたりなど注意が必要です。
さらに、薬を使いすぎると、体が薬に慣れてしまい、効果が薄れてしまうことがあります。
このような状態になると、さらに強い薬を求めるようになり、悪循環に陥る可能性があります。
薬を使うこと自体は決して悪いことではありません。
痛みで日常生活に支障が出ている場合は服用すべきだと思います。
しかし、根本的な解決策として生活習慣の改善を併用することがとても重要となります。
薬に頼る前にできる事
③休憩中や寝る前にツボを刺激する
頭の付け根のくぼんだところにある風池(ふうち)というツボが効果的です。
画像のように手を後ろに回し、固いスジの部分をなぞりながら上にたどり、ちょうど指が止まったところにツボがあります。
この部分を心地よい痛さを感じる程度で30秒間圧迫します。
特に肩こりや頭が重い、目の疲れにも効果的です。