こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「こたけ鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
九州地方も梅雨入りが発表されましたね。
当院に通われている患者さんのなかにも、「雨の日はなんだか調子が悪い」とおっしゃられる方もいらっしゃいます。
今回は梅雨の時期に多くなる雨が続いたときに「急に晴れた」時に頭痛がひどくなる症状についてご紹介いたします。
「晴れたら頭痛って楽になるんじゃない?」と思われる方も多いかと思いますが、梅雨時期の晴れには注意が必要な場合もあるんです。
当院に通われている患者さんの実際の声をご紹介します。
20代の女性の患者さんで、金融系のお仕事に就かれております。
デスクワークがメインですが、繁忙期は残業が多くなることもあり、食事は不規則になり睡眠時間は5時間程度。
最近は生理不順まで起こってたそうです。元々肩こりや頭痛を自覚していたそうですが最近になり
「雨の翌日に晴れると頭痛がひどくなり、仕事を休んでしまった」
このようなお悩みをかかえられ当院を受診されました。
仕事に対して責任感が強く、仕事を休んでしまったことがとてもショックだったそうです。
しかしお体のある部分を良くすることで、今では天気に左右されない状態に戻ることができたとおっしゃられています。
このようなお声を元に、この度のブログを読み進めていただければ幸いです。

目次
梅雨になると体が不調になる理由は?
「梅雨の時期になるとなぜか体がきつくなる。」
このような方も多いのではないでしょうか?
ウェザーニュースの調査でも、天気や気圧の変化による不調を感じている方は多く、特に頭痛は代表的な症状として報告されています。
ではなぜ体がきつくなってしまうのでしょうか?
梅雨は「暖かく湿った空気と冷たい空気がぶつかる梅雨前線が停滞し、雨・曇り・湿度上昇・気圧変動が断続的に続く季節」
とされ、他の季節と比べて天気の「変化」が多い時期と言えます。

この変化こそ、私達の体に負担をかけてしまい要因だと考えられます。
私達の体は「変化を嫌う」傾向にあります。
例えば、血圧や体温が急激に上がったり下がったりするとどうなるでしょうか?
おそらく体調を崩してしまう事が大いに想像できますよね。
人間は生きていくのに体の機能を一定に保つ機能があります。これを「ホメオスタシス」といいます。
ですので梅雨の時期のように変化が多い時期は、私たちの体に負担をかけ続ける事で、不調を感じやすくなるのです。
なぜ梅雨時期に急に晴れると頭痛がひどくなるのか?
当院に来られている患者さんは、「天気が良くなると頭痛がひどくなる」とおっしゃっておられました。
特に頭痛がひどくなるイメージが強いのは「雨が降った日」だと実際に体感されている方も多いのではないでしょうか?
確かに、雨の日の頭痛は多く、当院のブログでも過去に何度かとりあげさせてもらいました。
では今回のように晴れた日に頭痛がひどくなる理由はなんなんでしょうか?
雨の日はいわゆる「低気圧」の状態で晴れの日は「高気圧」の状態になります。
これは「空気の重さ」で、高気圧は「厚めの布団を体にかけている状態」です。
適度な重さであれば問題ありませんが、布団の重さがどんどん重くなっていくと、体に負担がかかり続けます。

寝ている時に寝返りができないと翌朝体がしんどくなりますよね。
これは患者さんによるのですが、大事な点として「低気圧に反応しやすい人もいれば、高気圧に反応しやすい人もいる」という事です。
紹介した患者さんも雨の日の頭痛は基本的にはないとおっしゃってました。
もうひとつは「光」が関係しています。

晴れの日は太陽の光が強く、目からの刺激量が増えます。
よく偏頭痛の方が、「暗い部屋で休むと楽になる」と言われます。
光が強い、特に「雨の日が続いて目が太陽の光に慣れていない」とより頭痛が起こりやすくなるのです。
天気の変化で頭痛が出ていた女性に行った当院のアプローチ
当院で行った治療法を簡単にご紹介します。
まず頭痛になる原因として、「脳に行く血の流れが悪くなる」事が考えられます。
血の中には酸素や栄養など脳を正常に動かすための様々な成分が含まれています。
この流れが悪くなると脳は「酸素や栄養が足りていない」と警告を出します。
これが頭痛だと私は考えてます。
ではなぜ血の流れが悪くなっていたのでしょうか?
私は「姿勢の悪さ」に着目しました。
仕事柄デスクワークが多い状況だったため、写真のような背中が丸くなってしまう姿勢になっていました。

すると、背中から首につながっている血管が曲がってしまうことで血の巡りが悪くなります。
ホースもまっすぐで使用すれば水がしっかり流れますが、ホースが折れ曲がったりすると一気に水の流れが悪くなりますよね。
そこで当院では背中の動きが悪くなっている部分に対してアプローチし、血の巡りを改善することで、頭痛に対しても効果を発揮できたと考えます。
梅雨を乗り切り、天気に左右されにくい体に整えるために
①睡眠の時間を守る
患者さんのように、繁忙期になると睡眠時間が短くなる方もいらっしゃるかと思います。
確かにしっかりと8時間睡眠をとるのにこしたことはありませんが、難しい場合は「寝る時間を乱さない」事が大切になります。
毎回寝る時間が変わると、いわゆる「体内時計」が乱れてしまい軽い「時差ボケ」を起こしてしまいます。
12時と決めたなら、できるだけ12時に寝るようにこころがけましょう。

②朝食を抜かないようにする
朝にしっかりと朝食を食べることで「脳のエネルギー」を補給する事ができ、血の流れも良くなる事が期待できます。
どうしても食欲がわかないときは、「スポーツドリンク」でも構わないので摂取することをおすすめします。
特に寝ている間は500ミリ以上の水分が失われますので、この暑い時期こそしっかり摂取しましょう。

③晴れの日は、日傘を活用する
目からの刺激を少なくするのに、日傘やサングラスは効果が期待できます。
日傘は「完全遮光」の物を選び、傘の内側が黒く、大きめのサイズをえらんでください。

最後に
梅雨時期の頭痛は、気圧や天気の変化、首や肩のこり、自律神経の乱れなどが関係して起こることがあります。
しかし、すべての頭痛が治療できる対象になるわけではありません。
突然起こる今までに経験したことのないような激しい頭痛、発熱や首の硬さを伴う頭痛、意識がぼんやりする、手足のしびれや力の入りにくさ、ろれつが回らない、急な視力低下や目の痛みを伴う頭痛には注意が必要です。
また、これまでの頭痛とは明らかに違う新しい頭痛が出た場合も、自己判断せず、早めに医療機関で確認するようにしてください。
[監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太]

