こんにちは。
熊本市中央区で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております小竹翔太と申します。
最近は梅雨でもないのに、雨の日が多く、なかなか外に出にくい日が続きましたね。
雨が続くと肩こりを訴えられる方が多くなります。
当院でも「雨の日になると決まって肩こりになる」という患者さまが来院されました。
お話を聞くと、10年ほど前に交通事故に遭われそこから肩こりが続くようになったそうです。
例年通りだと5月後半から梅雨入りする可能性もある為、ますます肩こりが起こりやすくなります。
今回は「雨の日になるとひどくなる肩こりは手のツボ押しがおすすめ!自宅で簡単にできる方法を紹介!」という内容でブログを作成しました。
雨に日に肩こりでお悩みの方にとって参考になるかもしれません。
雨の日に肩こりと頭痛が増える理由
雨の日には、自律神経(じりつしんけい)の変化が生じることがあり、これが肩こりや頭痛といった不快な症状を引き起こす要因の一つとなります。
自律神経とは、私たちの意識とは無関係に体の機能を調節していて、主に交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経(ふくこうかんしんけい)の二つから成り立っています。
ここでは交感神経を車の「アクセル」副交感神経を「ブレーキ」に例えるとわかりやすくなります。
これらは通常、バランスを保ちながら働いていますが、気候の変化によってそのバランスが崩れることがあります。
特に、雨の日は気圧が低下することが多いですが、この気圧の低下が自律神経に影響を与えることが多く
気圧が下がると、体内の酸素が少なくなりやすくなり、自律神経にも影響が出てきます。
具体的には、たくさん酸素を取り入れないといけなくなるので、交感神経「アクセル」の活動が増える事になりやすくなります。
交感神経「アクセル」が活発になると、血圧が上昇し、筋肉が緊張しやすくなります。
この筋肉の緊張が、特に首や肩周りで強くなることで、肩こりの要因となります。
さらに、交感神経(アクセル)の働きが増えると副交感神経「ブレーキ」の活動が低下する為、リラックスする力が弱まり、これもまた肩こりを悪化させる要因となります。
車に乗る方はイメージできると思いますが、アクセルとブレーキを同時に操作することはありませんよね。
スピードを出しすぎていると感じたらブレーキをかけますし、遅い時はアクセルを踏み込むと思います。
このように雨が降り気圧が下がると、アクセルを強く踏み出さないといけなくなる場面が増える事により、肩こりが多くなる傾向があります。
雨の日に肩こりが起こった時の対処方法
自宅で簡単にできる!手にあるおすすめのツボ
肩こりの緩和には、自宅で簡単にできるツボ押しが非常に効果的です。
雨の日に感じる肩こりを和らげるために、特におすすめの手のツボを2つ紹介します。
①合谷(ごうこく)
合谷は、手の甲側に位置するツボです。このツボは、特に肩こりに効果が高いとされています。
押すときは、もう片方の親指でツボをゆっくりと強く押し、5秒ほど圧をかけた後、ゆっくりと離します。
この操作を数回繰り返し、気持ちの良い痛みを感じる程度の力加減で行うと効果的です。
定期的に押すことで、肩の緊張を解放し、血流を促進する効果が期待できます。
イメージとしては肩こりの負担を手の方に流していくイメージです。
②手三里(てさんり)
手三里は、肘のくぼみから指四本分下に位置するツボです。
このツボは、特に肩こりや腕の疲れに効くと言われています。
押す方法は、他の指または親指を使って、手三里をゆっくりと深く押します。
圧をかける時間は合谷と同じく約5秒で、痛みと快適さの間を保つ力加減がポイントです。
肩まわりだけでなく、全身の気の流れを良くする効果もあります。
まとめ
いかがでしたか?
今年は4月の後半から特に雨が多く、肩こりでお悩みの方が多いように感じます。
5月の後半から梅雨入りが予想されますので、今回ブログで紹介した内容を実践されると雨が降った時の予防になるかもしれません。
ただ、今回紹介した内容を実践してもなかなか肩こりが取れない場合、他に原因が隠れているかもしれません。
そんな時は当院にぜひご相談ください。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)