こんにちは。
熊本市中央区で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
いよいよゴールデンウイーク直前になりましたね。
今年は人によっては10連休と非常に長い休みになる方も多いのではないでしょうか?
感染症の影響で、なかなか遠出できなかった方も「今年こそは旅行に行こう」と計画されている方も多いと思います。
そうなると増えてくるのが「急な腰痛」です。
当院でも毎年ゴールデンウイーク中に「運転中に腰が痛くなった」「新幹線で移動中、立ち上がった時に腰が痛くなった」
と腰痛を訴えられる患者さんが急増します。
また、ゴールデンウイーク中は病院や整骨院が閉まっていることが多く、どのように対処すればよいか悩んでしまうかと思います。
今回のブログでは腰痛になってしまった時の対処方法と腰痛を予防する為に知っておきたい事についてブログにまとめました。
毎年長期のお休みになると腰痛になってしまう方のとって参考になるかもしれません。
ゴールデンウィーク中は腰痛になりやすい?
ゴールデンウィーク中に長時間車を運転したり、新幹線や飛行機で遠出をすると、なぜ腰痛が起きやすくなるのでしょうか?
これには、「長い時間同じ座り方を続けること」が大きく関係しています。
車や新幹線、飛行機の座席で長時間同じ姿勢を保つと、腰に普段よりも多くの負担がかかってしまいます。
長い時間座っていると、腰には体重が集中しやすくなります。
長時間座り続けると、圧迫により腰回りの血の流れが悪くなり、腰周りの筋肉が固まってしまう事で酸素が少なくなり痛みを感じやすくなります。
例えば「水道のホース」をイメージしてみてください。
ホースが何かで押さえつけられると、水の流れが悪くなりますよね。
同様に長時間同じ体勢で座っていると体重が腰に集中し、血管を圧迫する事で血の流れが悪くなります。
車や新幹線、飛行機での移動は長時間になる事も多いですが、同じ姿勢が続かないように意識することが大切です。
1時間に1度は最低でも立ち上がるようにし、座っている間も足を動かしたりすることが、腰への負担を減らす事ができます。
このようにゴールデンウィーク中は腰痛になりやすい条件がそろっている為、注意が必要です。
急に腰痛になった時はどうすればいい?
休日はやはり楽しく過ごしたいものですが、腰の痛みがある事で台無しになる事もあります。
もしも腰痛が起こってしまったら初期の対応として以下の内容を実践されてください。
① 休息を取る
腰痛が起きたら、まずは無理をせずに休息を取りましょう。
運転を続けると痛みが悪化することがあるため、できるだけ早く安静にして、体に負担をかけないことが重要です。
長距離の移動中においては、サービスエリアでの休息を早めに取りましょう。
ゆっくり深呼吸をすると効果的です。
②痛みがない範囲で歩いてみる
休息を取った後、痛みがない範囲で少しずつ歩いてみましょう。
歩くことによって血の流れが改善され、腰の痛みが解消されることがあります。
ただし、無理は禁物です。
痛みを感じない範囲でサービスエリアや新幹線の中をゆっくりと一歩ずつ歩いてください。
③痛みがある方を上にして横になる
もしホテルなどに到着した場合は痛みのある側の腰を上にして横になると、腰周りの圧力が軽減され痛みが和らぐことがあります。
この姿勢で軽く深呼吸をすることで、筋肉の緊張が緩和し自然と痛みがスーと引いていく事があります。
中には腰の中心が痛いという場合もあるかと思います。
その際は腰を写真のように斜め下方向にゆっくり曲げてみましょう。
おそらく右左のどちらかに痛みがでると思いますので、痛い方をを上にして休まれてください。
ゴールデンウィーク中に腰痛にならない為に知っておきたい事
ポイント
・両手で太ももを抱え込むようにする
・目線はおへそを見る
・息は止めないようにゆっくり行う(30秒を目安に)
・自分に腰が丸くなっているイメージを持つ
(監修:柔道整復師 鍼灸師 小竹翔太)