こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
11月に入り、今年も残すところ1ヶ月と半分になりました。
この時期になると、忘年会などで、お酒を飲む機会を増えるかと思います。
当院の患者さんで
「お酒を飲むと翌日ひどい頭痛に襲われる」
「飲み会の日は、頭痛で夜寝れない事がある」
というお悩みをお聞きしました。
実は私もお酒に弱く、飲んだ日は頭痛で夜寝る事ができずに、何度も痛み止めを服用するほどの頭痛持ちでした。
今回のブログでは、お酒と頭痛の関係性や対処方法についてブログをまとめております。
同じようなお悩みがある方にとって参考になれば幸いです。
お酒と頭痛の関係性
お酒を飲んだ後に頭痛を経験した事がある方は多いのではないでしょうか?
なぜお酒を飲むと頭痛が起こるのでしょうか。
お酒に含まれるアルコールには、血管を拡張させる作用があります。
これは一見良いことのように思えますが、実は頭痛の原因となることがあるのです。
血管が拡張すると、頭の神経を刺激してしまい、痛みを引き起こすことがあります。
さらに、アルコールが体内で分解されると、アセトアルデヒド(アルコールを飲んだ時に、体内で発生する有害物質)に変わります。
このアセトアルデヒドも血管を拡張させ、頭のむくみを引き起こします。
お酒を飲んだ翌日に頭痛がするいわゆる「二日酔い」は頭がむくむ事で引き起こされてしまいます。
加えて、お酒には利尿作用(トイレに行く回数が増え、身体から水分が出ていく事)があるため、体内の水分が失われやすくなります。
これはいわば脱水状態のようなもので、頭痛や頭がむくむ原因となります。
お酒を飲んで頭痛が出た時の対処方法
お酒を飲んで頭痛が出た時の対処方法は、多くの人が知っておきたい事です。
ここでは、効果的な3つの方法をご紹介します。
①水分補給をしっかり行う
お酒には利尿作用があるため、体内の水分が失われやすくなります。
そのため、コップ1杯の水やスポーツドリンクを飲むことで、失われた水分を補給しましょう。
水分補給は頭痛の緩和だけでなく、二日酔いの予防にも効果的です。
②痛み止めを服用する
どうしても頭痛がひどい場合、適切な痛み止めを服用することで症状を和らげることができます。
ただし、アルコールと薬の飲み合わせには注意が必要です。
服用前に必ず説明書を読み、適切な用量を守りましょう。
頭痛薬の飲み過ぎ、依存には注意が必要です。
③痛い所を冷やす
頭痛がひどい場合は、冷たいタオルやアイスパックで頭部を冷やすと効果的です。
これは血管を収縮させ、痛みを和らげる効果があります。
ただし、あまり長時間冷やしすぎると逆効果になる可能性があるので、5分分程度を目安に行いましょう。
これらの方法を組み合わせることで、お酒による頭痛を効果的に和らげることができます。
ただし、頭痛が長引く場合や、普段と異なる激しい痛みがある場合は、医療機関への受診をおすすめします。
頭痛が起きた時、薬に頼らずに治す方法
頭痛が起きた時、薬に頼らずに治す方法をいくつかご紹介します。
特に効果的な2つのツボを使った方法をご紹介します。
①足臨泣(あしりんきゅう)
場所:足の甲にあり、薬指と小指の骨が合流するところから少し指先寄りのくぼみです。
押すと少し痛みを感じるポイントです。
効果:足臨泣は、頭痛だけでなく目の疲れや肩こりにも効果があるとされています。
血流を改善し、体全体の緊張をほぐす働きが期待できます。
②手三里(てさんり)
場所:肘を曲げた時にできるシワから、手首に向かって指3本分くらいのところに位置しています。
前腕の外側にあり、軽く押すとツボを感じられるはずです。
効果:手三里は、頭痛の軽減に加えて、肩こりや疲労回復に効果があると言われています。
また、ストレス緩和にも役立つとされています。
最後に
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
これからの時期はどうしてもお酒を飲む機会が増えると思いますので
今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。
しかし、頭痛は時として大きな疾患が隠れている事もあります。
頭痛が治らない時は速やかにかかりつけの病院を受診されてください。
病院に行ってもなかなか治らない頭痛は、他に原因が隠れているかもしれません。
その際は、当院までお気軽にご相談ください。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)