こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております小竹翔太と申します。
20代の女性の患者さまで
「スマートフォンを見続けると肩がこってしまう」
「目が疲れると肩がこりやすくなる」
というお悩みをお聞きしました。
今や生活に必要不可欠となったスマートフォンですが、私自身も15年ほど前からスマートフォンを使っており日常生活をより便利に快適に過ごすアイテムとして重宝しております。
しかし、スマートフォンを使う時間の長さや発するブルーライトも問題視されており、特に目に対する影響は年々増加してるのが現状です。
今回のブログではスマートフォンなどのデジタル機器の影響で目を使いすぎてしまう事で起こる肩こりについてブログを作成しました。
同じようなお悩みがある方にとって参考になるかもしれません。
20代なのに、なぜ肩こりで悩んでいたのか
肩こりは、一般的には中高年層に多い悩みとされていますが、最近では20代の女性も肩こりに苦しむケースが増えています。
なぜ若い世代がこのような症状に悩まされているのでしょうか?その理由を探ってみましょう。
まず、先ほども述べましたが、スマートフォンの普及が大きな要因です。
私たちは日常的にスマートフォンやパソコンを使い、長時間画面を見続けることが多くなりました。
現代の生活スタイルは、目の疲れを引き起こし、それが肩こりにつながることがあります。
次に、ストレスも無視できない要因です。
20代は仕事やプライベートでの責任が増え、ストレスを感じることが多い年代です。
ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、肩こりを悪化させる原因となります。
また、不規則な生活習慣や運動不足も影響しています。
仕事や家事に追われ、自分の体を労わる時間が取れないため、肩こりが慢性化してしまうのです。
さらに、ホルモンバランスの変化も考慮する必要があります。
特に月経前や生理中は、女性ホルモンの影響で体がむくみやすくなり、その結果として筋肉が緊張しやすくなります。
このような生理的要因も肩こりの一因となることがあります。
目が疲れると肩こりがひどくなる理由
目の疲れと肩こりは、一見関係がないように思えるかもしれません。
しかし、実はこの二つには深い関連があるのです。
まず、目と肩は意外と近い位置にあります。
目を酷使すると、その疲労が首や肩の筋肉にまで影響を及ぼします。
また、目を使う作業に集中すると、自然と瞬きの回数が減ります。
まばたきは通常、3秒に1回ほどと言われますが、パソコン作業などをしているとそれが10~20秒に1回ほどに減ってしまいます。
瞬きは目の潤いを保つだけでなく、目の周りの筋肉をリラックスさせる効果もあります。
瞬きが減ることで、目の周りの筋肉が緊張し続け、その緊張が首や肩にまで広がっていくのです。
さらに、目の疲れは自律神経のバランスを崩す原因にもなります。
自律神経は身体を自動で正しく動くように調整してくれる装置のようなものです。
自律神経が乱れると、身体のバランスが崩れ、肩こりを起こしやすくなります。
目の疲れをセルフケアで解消!自宅でできる事3選
目の疲れを和らげることで、肩こりの改善も期待できます。
自宅で簡単にできるセルフケア方法を3つご紹介します。
①目を1分間閉じる
目を酷使していると、知らず知らずのうちに疲れがたまります。
そこで、1分間、目を閉じてみましょう。シンプルな方法ですが、目の筋肉をリラックスさせる効果があります。
目を閉じている間は、深呼吸をしながら心を落ち着けることも大切です。
何も考えずに静かな時間を過ごすことで、目の緊張がほぐれ、肩こりの軽減にもつながります。
②温かいタオルで目を温める
清潔なタオルをお湯で濡らし、軽く絞ってから目の上に乗せます。
5分ほど目を温めることで、目の周りの血行が良くなり、疲れた目の筋肉をほぐす効果があります。
また、この時間を利用して深呼吸をすると、全身のリラックス効果も得られます。
就寝前に行うと、睡眠の質の向上にも役立ちます。
③目のストレッチを行う
目も筋肉でできているため、ストレッチが効果的です。
・上下左右斜めの順に、ゆっくりと大きく目を動かします。
・近くのものと遠くのものを交互に見て、焦点を変える練習をします。
・両手で目を軽く覆い、暗闇をつくることで目を休ませます。
これらの動作を1日3回ほど行うことで、目の疲れを軽減し、肩こりの予防にもつながります。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
私自身、スマートフォンに生活を楽にしてもらっている1人ですが、気がついたらいつの間にか手が伸びてしまっており反省しないといけないなと
ブログを作成しながら思っておりました。
目の疲れで肩こりがある方は今回ご紹介した内容を実践してみてください。
それでもなかなか改善がみられない時は他にも原因が隠れている事もあります。
その際は当院までご相談いただけると幸いです。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)