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湿布を貼っても腰痛が治らない方へ!鍼灸での改善事例とすぐに使えるツボを紹介!

こんにちは。

熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、院長の小竹翔太と申します。

いきなりですが、腰痛や肩こりになった時に、湿布を痛い所に貼ったことってありませんか?

私も学生時代にサッカーをしていた時に、練習がハードでよく湿布のお世話になっていました。

そんな万能な湿布ですが、効果を感じにくいこともあります。

当院の患者さんでも

「湿布を貼っても腰痛がなかなか改善されない」

「湿布を貼りすぎて皮膚がかぶれてしまった」

というお声をいただくことがありました。

しかし、そんな腰痛に対して鍼灸治療がとても効果を発揮する事が多くあります。

では湿布が効果的な腰痛とあまり効かない腰痛は何が違うのでしょうか?

そして鍼灸治療が効果的な理由はなんだったのでしょうか?

今回のブログでは湿布が効かない腰痛の理由と、鍼灸での改善例、自宅でもすぐできるツボを使った腰痛対策についてまとめさせていただきました。

湿布が効かなくて困っている方にとって参考になるかもしれません。

①なぜ腰痛に湿布が効かなかったのか

湿布はどんな症状に効果的なのでしょうか?

一般的には、炎症を和らげたり血の流れをよくする効果があり、腰痛にも一定の効果があると言われています。

また、湿布を貼った時のヒヤッとする感覚も痛みを和らげる効果があります。

つまり表面の筋肉の軽度のこりや緊張には効果があるのです。

しかし、ひどい腰痛になると表面の筋肉以外の部分が悪くなってしまう事も多いのです。

腰痛は筋肉だけではなく、関節や椎間板(ついかんばん)、神経の方まで悪くなっている事があります。

腰はミルフィーユのような構造になっていて、筋肉は表面にあり、関節や神経は奥の方に存在します。

湿布が効きづらい腰痛とは、奥の方に要因がある場合は湿布の効能が届かないので、効果が出ずらくなってしまうのです。

②鍼灸で腰痛が改善した理由は?

鍼治療が腰痛に効果的な事は、論文などでも明らかになっています。

具体的には

①深い部分まで治療ができる

先ほど湿布の効能は表面のみとお伝えしましたが、鍼治療では奥の方にある筋肉や関節や神経の近くまで治療をする事ができます。

体に鍼が刺さる事で鍼の周りの血の流れが良くなります。

また、鍼が神経に作用する事により、痛みを軽減する命令を脳に送ることもできるんです。

「そんなに深く刺したら危ないんじゃない?」

と心配になるかもしれませんがご安心ください。

治療に使う鍼は髪の毛よりも細い鍼を使っており、刺激量はとても少ないです。

さらに、鍼を刺す「ツボ」はWHO(世界保険機構)にも登録されているくらい研究が進んでいる安全な場所です。

②手足のツボが腰につながっている

東洋医学において、腰は色々な部分と繋がっていると言われています。

特に腰は、体の中央にあるためつながりが多い部位です。

腰痛の原因も手足にある事が実は多く、足や手のツボを治療するだけで腰の痛みが取れる事も珍しくありません。

③自分でできる!腰痛に効果的なツボを紹介!

鍼を使用しなくてもご自身で手足にある腰のツボを刺激することで、腰の状態をよくする事ができます。

今回は手足にあるツボを2つご紹介させていただきます。

・豊隆(ほうりゅう)

スネの少し外側で、ちょうど中央にあるツボです(押したら痛気持ちいところです)

触ると筋肉が少し盛り上がっているのが特徴です。

腰痛にももちろん効果的ですが、胃腸の調子を整える効果もあります。

・孔最(こうさい)

肘の内側で、肘の上3分の1にあるツボです。

やや親指側で、筋肉の盛り上がりがある部分です。

こちらも腰痛に効果的なツボとなっています。

 

どちらも「痛気持ちいくらいの強さ」で、20秒ほど親指で押さえてみてください。

最後に

最後までブログをご覧いただきありがとうございました。

湿布は気軽に腰痛を対処できる身近な存在です。

今後も私も含めてお世話になることも多いでしょう。

湿布を腰に貼った状態で、腰のツボを押すのも効果的なのでぜひ実践してみてください。

しかし、湿布が効きづらい腰痛も多いので、今回紹介したツボ押しをぜひ試してみてください。

それでも腰痛が改善しない場合は、専門的な治療が必要になっている状態かもしれません。

当院でも鍼灸治療を行なっておりますので、疑問に思ったことなどなんでも構いません。

お気軽に相談いただけると幸いです。

(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)

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