スマホを長時間使うと、なぜ左手がしびれることがあるのか
小指や薬指がしびれやすくなる原因
スマホを見るときに、肘への負担を減らす姿勢や工夫
肩の動きが悪くなると、なぜ肘に負担がかかりやすくなるのか
左手のしびれが改善するために当院で行ったこと
こんにちは。
熊本市中央区で「こたけ鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
この度のブログでは、スマホを長時間使うと左手がしびれてしまう女性の症状についてブログをまとめました。
40代女性の方で、コールセンターに勤務されています。
仕事が終わってスマホを見ながらゆっくりしていたところ、3ヶ月くらい前から
「スマホを20分くらい見ていると左手がしびれるようになった」
このような症状が見られるようになったそうです。
最初はそこまでひどい症状ではなかったそうですが、最近少しずつ症状が強くなったところ、当院のホームページを見て来院されました。
モバイル社会研究所様の調べによると
日本国内の最新調査によると、スマートフォンのインターネット利用時間は年々増加しており、2026年時点では1日あたり4時間以上利用する人が23%と、3年前の約2倍に急増しています。
とあり、スマホを利用する時間はどんどん増えているのが現状です。
今後、スマホの使い過ぎによる様々な症状が増えていくことが予想されます。
そんな中、左手のしびれに関してもスマホが原因になっている部分が多くあります。
「スマホを見ないなんて無理!」
そういうお声もあるかもしれません。
今回は、なぜスマホを使いすぎると左手がしびれてしまうのか?
その原因と自宅でできる対策方法をご紹介いたします。
同じような症状でお悩みの方は、この度のブログが参考になるかもしれません。

目次
スマホを長時間使うと女性の左手がしびれた原因
今回の女性は、左手の中でも特に「小指から薬指にかけてしびれ」を感じていました。
このような場所を通っているのが「尺骨神経(しゃっこつしんけい)」という神経です。
皆さんも、不意に肘を「ゴンッ」とぶつけたときに、小指の方までビリビリと電気が走るような感覚を経験したことはありませんか?

あのビリビリとした神経が尺骨神経です。
尺骨神経は肘の内側を通っているため
・肘を深く曲げた姿勢が長時間続いたり
・肘の内側が圧迫されたりすると負担がかかりやすくなります。
今回の患者さんに詳しくお話を聞いてみると、
「ソファーの肘置きに肘を置き、その状態でスマートフォンを長時間見ていた」
とおっしゃていました。
つまり
「肘を曲げた状態」+「肘を肘置きに当て続ける状態」
が長時間続いていたことになります。
このような姿勢が続いたことで尺骨神経に負担がかかり、神経への刺激や周囲の血流の低下などが重なって、小指から薬指にかけてしびれが出ていた可能性があると考えました。
例えば
「長時間正座をすると足がビリビリしびれて」きますよね。
このビリビリも手のしびれと同じで正座が長時間続く事で、神経が圧迫されてしまい起こる反応なんです。

左手がしびれる時に自宅でできる対策方法
ここまで読んで、
「それならスマホを見ない方がいいの?」
と思われるかもしれません。
大切なのは、「スマホを使うときの姿勢や使い方を見直すこと」です。
今回のように尺骨神経への負担が考えられる場合は、特に次の3つを意識してみてください。
①肘を「深く曲げた状態」を長時間続けない
スマートフォンを見るときに肘を深く曲げた状態が続くと、尺骨神経に負担がかかりやすくなります。
できるだけ肘を深く曲げ続けないように、スマートフォンを持つ位置を調整してみてください。
ソファーなどに座っている場合は、画像のようにクッションを手の下に引くと肘を伸ばしやすくなります。

②肘をソファーや机に押しつけ続けない
神経は圧迫に弱く、ソファーの肘置きや机などに肘を当て続けることでも負担がかかります。
机でスマートフォンを見ることが多い方は、「スマートフォンスタンドを利用する」のも一つの方法です。
スマートフォンを手で持ち続ける必要がなくなるため、肘への負担を減らしやすくなります。

③同じ姿勢を長時間続けない
神経は同じ場所への圧迫や負担が長時間続くことで、しびれなどの症状が出やすくなることがあります。
そのため、スマートフォンを見る時間だけを気にするのではなく、こまめに肘を伸ばしたり、姿勢を変えたりすることも大切です。
スマートフォンは日常生活に欠かせないものなので、「使わないようにする」のではなく、肘に負担が集中しない使い方に変えていくことを意識してみてください。

左手のしびれに対する当院の考え方とアプローチ方法
左手のしびれに対する当院の考え方をご紹介いたします。
当院ではまず、「左の肩関節の動き」に着目しました。
「肩と手のしびれって関係なさそう」
と思われる方も多いかもしれませんが様々な面で関係があると私は考えてます。
患者さんのお体を検査すると、右肩に比べて左肩の動きが半分程度だったんです。
この肩の動きが悪くなると、肘の負担が増えてしまいます。
肩と肘は筋肉や神経、血管などいろいろな部分でつながっていて、一緒に動くことがとても多い関係です。
もし、どちらか片方が動かなくなるとどうなるでしょうか。
引っ越しなど2人で荷物を抱えるときに、1人がサボってしまうともう片方が頑張りすぎないといけなくなりますよね。
なので当院では動かなくなっていた肩関節の動きを、全体的な姿勢も踏まえて改善させる治療を行いました。
すると肘の負担が減り、さらに患者さんに先ほどお伝えした対策方法を守ってもらうことで、左手のしびれが改善していったのです。

最後に
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
今回は左手のしびれについてご紹介をさせていただきましたが、
「左手に力が入らない」 「感覚がおかしい」 「激痛がする」
このような症状がある場合は、医療機関への受診が必要になる場合もあります。
もしもご自身での判断が難しい場合は当院までお気軽にご相談ください。
[監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太]

