「最近急に寒くなって、ぎっくり腰を起こしてしまった」
「寒くなると腰が重だるくなって外に出たくなくなる」
10月に入るとこのような声をよく患者さまからいただきます。
今回は急に寒くなった時の腰痛の改善方法についてブログにまとめました。
寒くなると腰が痛くなる方は今回のブログの内容が参考になるかもしれません。
急に寒くなるとなぜ腰痛になるのか
こんにちは。
熊本市中央区で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業してます小竹翔太と申します。
熊本も朝と夜は一気に冷え込んできましたね。
昨年のデータですが、11月に入るとさらに冷え込んで来ることが予想されます。
この時期になりますとぎっくり腰や寝違えの患者さまが一気に増えてきます。
当院でも1週間くらいで4名の方がぎっくり腰と寝違えで来院されている状況です。
ではなぜ急に寒くなると腰痛の方が増えていくのでしょうか?
様々な要因があると思いますが、「血の流れが悪くなる」事で腰痛が起こりやすくなります。
人間は外が急激に寒くなると本能的に体温を下げないように筋肉を縮ませます。
すると筋肉に血管が押し潰されるような形になり、血の流れが悪くなります。
血の流れが悪くなると、腰の古い血が流れなくなり、老廃物がどんどん腰に溜まっていきます。
庭にある長いホースをイメージしてみて下さい。
何も圧迫するものがなければ水がしっかり流れますが
管を圧迫したり、折れ曲がったりすると水の勢いが弱まりますよね。
ですので急に寒くなった時に腰痛にならないようにするには
ホースの管を広くし水の流れをよくしておくことが大事になります。
急に寒くなって起こった腰痛でやってはいけない事
しかし、急に起こってしまうのがぎっくり腰です。
すぐに痛みを取りたいけどどうしたらいいのか、わからない方が多いと思います。
私の妹の旦那さんが理容室を開業しているのですが、昨年の11月の早朝、顔を洗おうと中腰の体勢になった際に、ぎっくり腰を起こしてしまいどうしたら痛みが楽になるか連絡を受けました。
ご自身で開業されている為、仕事を休む事ができず大変な状況だったと思います。
今回はぎっくり腰になってしまった時のやってはいけない事とやった方が良いことを分けて紹介します。
・やってはいけない事
①痛いところを揉んだり、ストレッチをしない
ぎっくり腰を起こすと痛いところは炎症を起こしている状態になりますので、できるだけ安静にしましょう。
②重い物をできるだけ持たない
中腰はできるだけ避けましょう。どうしても避けられない時は足幅を開くことで負担を下げることができます。
③長い時間、同じ体勢を続けない
同じ姿勢が続くと、筋肉や関節が固まってしまい血の流れがさらに悪くなります。
急に寒くなって起こった腰痛に対しやった方が良い事
・やった方が良い事
①立ち上がって、太ももをあげる
・手を壁に付いて、体重を預ける
・ゆっくり痛みが出ない程度でもも上げをする(左右で10回くらい)
腰以外の部分を動かすことで、股関節の動きがスムーズになり腰の動きが楽になります。
②痛い方の腰を上にして、横向きになる
痛い方を上にすることで、患部の圧迫を楽にすることができます。
③コルセットや骨盤ベルトを正しい場所に装着する
図のようなゴム性のできるだけ細いベルトを用意します
お腹よりだいぶ下に巻きます。(少しわかりにくいですが、大転子という横に飛び出している突起の高さ)
まとめ
このブログを読まれている方は今まさにぎっくり腰になってしまって、このブログに辿り着いた方もいらっしゃるかもしれません。
ぎっくり腰は時間と共に治っていく症状ですので安心してください。
先ほど紹介したことを実践すればより早く治っていくでしょう。
しかし仕事で休めなかったり、紹介したの内容を試してのなかなか改善しない場合は別の原因が隠れているかもしれません。
当院では電話相談のほか、LINEでの相談も承っております。
お一人で悩まずになんでも相談してください。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)