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  • 肩こり

ストレスが溜まると肩こりがひどくなる女性が「呼吸」を整えて改善できた理由

こんにちは。

熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。

当院の患者さまで

「仕事が忙しくなると肩がガチガチになる」

「ストレッチやマッサージを受けてもすぐに戻ってしまう」

と相談を受ける機会がありました。

40代の女性の患者さまで、デスクワークに従事されておられます。

元々、自宅でストレッチをすることを習慣にされていたそうで、デスクワークが続いても肩こりがひどくなる事は少なかったそうです。

しかし、お仕事が年度末に近づくにつれて、残業を強いられる事が増え、帰宅する時間が22時を超える事もあったそうです。

すると、ストレッチをしても肩こりがなかなか改善されなくなり、ストレスから自分で痛い所を強くマッサージしてしまい

痛みが逆に強くなってしまいました。

この患者さんのように、お仕事が忙しくなりストレスが溜まってくると肩こりの症状が強くなる方は意外と多いです。

そんな時にある方法を試してもらったら驚くほど楽になったのです。

それが「呼吸を整えること」でした。

今回はストレスが肩こりに与える影響と、呼吸の重要性についてブログを作成しました。

同じようなお悩みの方がおられましたら、参考になるかもしれません。

ストレスと肩こりの関係性

ストレスをたくさん感じると、私たちの体は「戦うか逃げるか」かの選択を迫られます。

仕事を頑張るという事は、戦う事と同じような状態になります。

この時、肩や首の筋肉が無意識のうちに緊張してしまうんです。

例えるなら「車のアクセルをグッと踏み込む」状態です。

アクセルを踏み込みすぎると、燃費が悪くなったり、急なカーブを曲がれなくなるなど運転の危険性が高まります。

また、ストレスによって自律神経のバランスが崩れると、体全体の血の流れが悪くなります。

自律神経とは、身体を自動で良い状態に維持してくれる、例えるなら「自動ドア」のようなものです。

自動ドアの前に立つと、センサーが働きドアが開きますが、自律神経が乱れると、センサーの反応がおかしくなり、人が立っているのにドアが開かなくなったり、逆に人がいないのにドアが開きっぱなしになる現象が起きてしまいます。

このように自律神経が乱れてしまうと、血の流れが悪くなり、肩周りの筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、疲労物質がたまりやすくなるんです。

さらに、ストレスで睡眠の質が低下すると、体の回復が遅れてしまいます。

その結果、肩こりがなかなか改善されず、ひどい肩こりになってしまうこともあります。

正しい呼吸をすると肩こりが改善する理由

①肩の筋肉がほぐれやすくなる

正しい呼吸をすると、体全体がリラックスし、筋肉の緊張が取れやすくなります。

胸やお腹の動きに合わせて肩周りの筋肉も自然とほぐれていきます。

特に、普段から浅い呼吸が多い方は、深い呼吸を意識するだけで肩の緊張が和らぎ、肩こりが軽くなることがあります。

②酸素が身体に取り込まれやすくなる

呼吸を整えると、体にしっかり酸素が取り込まれます。

酸素が取り込まれると、肩周りの筋肉に必要な栄養が届きやすくなります。

その結果、ガチガチだった筋肉の緊張がほぐれやすくなり、肩こりの改善につながります。

③自律神経が整いやすくなる

ストレスで体が緊張しているときは、呼吸も浅くなりがちです。

そんなときに深い呼吸を意識すると、気持ちが落ち着いて自律神経が整いやすくなります。

自律神経が整うことで、肩周りの緊張も自然とほぐれていきます。

肩こりが改善する正しい呼吸方法

立った状態でおへその下に手を当てます。(大体指3〜4本分下)

息を吸いやすいように、少しだけ上を向きます。

鼻から3秒かけて息を吸いこみます。(この時におへその下に当てた手を押し返すように意識します)

その後、6秒かけてゆっくり口から息を吐き出します。

仕事の休憩時間や、就寝前などに行うと効果的です。5セットを目安に行いましょう。

最後に

最後までブログをご覧いただきありがとうございました。

正しい呼吸は私も含めてうまくできている方は少ないかもしれません。

今回ご紹介した呼吸方法を定期的に行う事で、忙しい時のひどい肩こりも解消されるかもしれません。

しかし、肩こりは色々な要因が隠れている事もあるため、今回の方法を試しても改善されない場合は他に原因が隠れているかもしれません。

そんな時は当院までお気軽にご相談いただけると幸いです。

(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)

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