news
  • 腰痛

車の運転で腰痛が悪化する40代男性の揉んでも治らない原因は「内臓の疲れ」だった

こんにちは。

熊本市中央区上鍛冶屋町で「こたけ鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。

この度は当院に来られている40代男性の方のお声を元にブログを作成いたしました。

1時間以上の運転で腰がガチガチになる、揉んでもストレッチをしても良くならない、

この状態は「内臓体壁反射(ないぞうたいへきはんしゃ)」と呼ばれる仕組みが関係しています。

今回ご紹介する患者さんは、腰そのものではなく「内臓の疲れ」が腰痛の根本原因になっていました。

特に、長時間運転で前かがみ姿勢が続く方や、デスクワークでお腹まわりが圧迫されがちな方は要注意です。

対策として、自宅でできる「みぞおちをドライヤーで温めるケア」と、「運転中の1時間ごとの休憩」の2つをご紹介します。

詳しく解説していきますので、一緒に解決していきましょう!

「運転すると腰が固まる」40代男性のお悩み

先日、40代の男性の方が当院にいらっしゃいました。

東京から熊本へ単身赴任で来られた会社員の方です。

「熊本に来てから車の運転をする機会が増えて、1時間を超えて運転をすると、腰痛がひどくなるんです…」とお話しされていました。

「楽しみにしていたゴルフに行きたくても、長く運転ができないので行けなくなってしまって…」

「これから先も長く働くことができるか不安」

と、とても気持ちが沈んでいらっしゃいました。

しかし、当院で施術を続けて、痛みの原因から対処することで、症状が緩和されていきました。

「長時間の運転ができるようになって、阿蘇の方のゴルフ場に行けるようになりました」

と、嬉しいお言葉もいただいています。

同じような悩みを抱えている方、いらっしゃいませんか?

揉んでも治らない運転腰痛…原因は本当に「腰」なのか?

慢性的な腰痛と聞くと

「腰の筋肉が硬くなっているからだ」

「揉んだら治るはずだ」

と思う方が多いのではないでしょうか。

もちろん、腰の筋肉の硬さが関係するケースもあります。

ただ、この患者さんのように、マッサージをしても、ストレッチをしても、なかなか良くならない場合は、腰だけでは説明がつかないことがあります。

実際に体を検査してみると、意外なところに原因が見つかりました。

それが、「内臓の疲れ」だったのです。

なぜ内臓の疲れが腰痛を引き起こすのか?

「腰痛と内臓に何の関係があるの?」

と思いますよね。

少し詳しく解説します。

実は、私たちの内臓と背骨まわりの筋肉は、同じ神経でつながっています。

専門的には「内臓体壁反射(ないぞうたいへきはんしゃ)」と呼ばれる仕組みです。

難しい言葉ですが、要は、内臓に負担がかかると、その情報が神経を通って、近くの背中や腰の筋肉にも反応として現れてしまう、ということです。

「家の中の見えない配管」をイメージしてください

たとえるなら、家の中の見えない配管をイメージしてみてください。

キッチンの水道で詰まりが起きると、すぐ隣の壁の裏側がジワーッと湿ってきて、表面にシミが浮かんでくる。

水道そのものは外から見えないので、シミの出ている壁ばかり何度拭いても、おおもとの詰まりが取れない限り、また同じ場所がジワジワしてくるんです。

これと同じことが、内臓と腰の間で起きていました。


今回の患者さんの場合、長時間の運転で同じ姿勢が続いて、お腹まわりがずっと「圧迫」されていました。

胃や腸といった消化器は、本来はゆるやかに動くことで巡りを保っています。

しかし、「長時間ぎゅっと押さえつけられた状態」が続くと、働きが落ちて疲れがたまってしまうのです。

すると、その内臓の疲れが、神経を通って腰の筋肉に「SOS」として伝わって、腰がガチガチに硬くなってしまっていました。


長時間の運転で前かがみ姿勢が続く

お腹まわりが圧迫されて、内臓に負担がかかる

内臓の疲れが神経を通って腰の筋肉に伝わる(内臓体壁反射)

腰の筋肉がガチガチに硬くなる

慢性的な腰痛
という連鎖が起きていました。

ポイントは、腰そのものではなく、「内臓の疲れが腰痛の根本原因」になっていたということです。

長時間運転の腰痛に対する当院でのアプローチ

当院では、まず腰だけを揉むのではなく、お腹まわりや内臓の状態を丁寧に確認していきます。

どの内臓に疲れがたまっていて、それがどの神経を通って腰のどこに反応しているのか。

その根本を見極めることを大切にしています。

その上で、東洋医学的な鍼灸治療で、お腹や下腿(かたい:膝から下)のツボに優しく刺激を入れていきます。

お腹のツボは内臓の働きを整えるため、下腿のツボは消化器の巡りを助けるためのものです。

腰を直接ぐいぐい揉むことは、ほとんど行いません。

腰だけをいくら強く揉んでも、おおもとの内臓の疲れが残ったままだと、また同じ場所が硬くなってきてしまうからです。

内臓の働きを整えてあげることで、腰の筋肉も自然と力が抜けて、楽になっていきます。

長時間運転の腰痛を和らげるセルフケア

それでは、自宅でできるセルフケアをお伝えします。

①みぞおちをドライヤーで温める

ちょっと意外に聞こえるかもしれませんが、内臓を直接温めることで、内臓の働きが整いやすくなる、東洋医学的なアプローチです。

やり方


1. ご自宅にあるドライヤーを用意してください。
2. 服の上から、みぞおち(胸の下、お腹の真ん中のやや上)に、ドライヤーの温風を当てます。

3. 距離は20センチくらい離して、「温かい」と感じる程度にします。
4. 時間は1か所につき、30秒を目安に行ってください。

・必ず守ってほしい注意点


絶対に、肌を直接ジリジリ熱くしないでください。

ドライヤーの温風は熱を持ちやすいので、皮膚に近づけすぎたり、長く当てすぎたりすると、低温やけどの原因になります。

「温かくて気持ちいい」、これくらいでやめるのが正解です。

②運転中の1時間ごとの休憩を意識する

長時間運転をする方に意識してほしいのが、運転の途中での休憩です。

1時間に1回はサービスエリアやコンビニで車を降りて、軽く背伸びをしたり、お腹まわりをゆっくりさすってあげてください。

お腹まわりを圧迫し続ける時間を少しでも短くしてあげることが、腰痛予防にもつながります。

最後に


今回のポイントをまとめます。

長時間運転で悪化する慢性的な腰痛の原因は、腰そのものではなく、「内臓の疲れ」にあることがあります。

長時間の前かがみ姿勢で内臓が圧迫されると、その疲れが神経を通って腰の筋肉に伝わり、ガチガチに硬くなってしまいます。

腰をマッサージしても「すぐに戻ってしまう…」という方は、一度身体全体を専門家に診てもらうことをおすすめします。

日頃のドライヤー温めや、運転の合間の休憩を意識するだけでも、身体は少しずつ楽な方向へ向かいやすくなります。

ご相談はホームページから

腰の痛みでお悩みの方は、当院のホームページからお気軽にご相談ください。

監修:柔道整復師 鍼灸師 小竹 翔太

この記事をシェアする