こんにちは。
熊本市中央区で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております小竹翔太と申します。
私のサッカー部時代の先輩で
「朝起きたら首が激痛で全く動かない」
と連絡があり、その日のうちに治療をする事になりました。
最近は年末に向けてデスクワークや運転が多くなっている事と、小さいお子さんがおられるので寝かしつける時に変な姿勢をとってしまったりと首に負担をかける事が多かったそうです。
今回はのブログでは寝違えてしまった時の正しい対処方法と予防方法を解説させていただきます。
今まさに寝違えて困っている方にとって参考になるかもしれません。
寝違えるとなぜ激痛がするのか
寝違いとは、朝起きた時に首の痛みが強く、動かす事も辛くてできない事を言います。
実際には首や肩の筋肉、場合によっては神経が不自然に伸ばされた状態となり、痛みが現われる現象です。
特に、年末の忙しい時期や、季節の変わり目になると、日々の仕事や家事で疲れた体が夜の休息中に不自然な姿勢を取りやすくなり、痛みが起こる要因になります。
では、なぜこれほどまでに激痛が伴うのでしょうか?
答えは首周辺の筋肉と神経の構造にあります。
*赤の部分が筋肉で、黄色が神経になります。
寝違えると、首周辺の筋肉が過度に伸ばされたり、圧迫されたりして、筋肉や関節の炎症や、神経の圧迫が生じます。
特に寝ている時は身体が痛みを感じにくくなっている為、無理な体勢になっても気づくことができず炎症を起こしてしまう事が多くなってしまいます。
例えば起きている時に、ずっと首を下に向けていると1分も経たないうちに首の後ろがガチガチになってきますよね。
寝ている時はこの状態に気づく事ができませんので寝違いが起こってしまうのです。
また、痛みが起きると、体は自然と身体を守り、筋肉が硬くなる傾向があります。
このような激痛を抱えながらも、責任感の強い人たちは仕事を休むわけにはいかないことが多いです。
そのため、寝違いの予防と正しい対処法を知ることは非常に重要です。
朝、寝違えてた時に悪化を防ぐ対処方法
朝起きたら「あれ、なんか首が痛くて動かせない」と感じたら、それは寝違いの可能性が高いです。
寝違いに気づいた時の正しい対処法をお伝えします。
前提として、痛みが多少あっても首がしっかり動く状態ですと温めたり、動かしたりしても大丈夫です。
しかし、あまりにも痛みや熱感がひどい時には、患部に炎症がある恐れもあります。
まず最初に気をつける事は強く痛い所をマッサージしたりすることは極力避けてください。
先ほどもお伝えしましたが、筋肉や関節は寝違えると炎症状態になります。
炎症が強い時に刺激を加えすぎると、悪化する恐れがあります。
次に、痛い所を温めすぎない事です。
よく、お風呂に入ると楽になる事がありますが、一時的な事が多く、先ほどと同じで悪化する恐れがあります。
痛い部分はできれば氷などで冷やした方が無難ですが、寒い時期になりますので手足やお腹を冷やさないように部屋を温かくすることで、より治りが早くなります。
また、極力首を動かさない事もポイントとなります。
私もかなりの回数寝違えを起こしているのですが、どうしても気になって首を動かしてしまいがちです。
繰り返しお伝えしてますが、寝違えると首は炎症状態となります。
動かすことで炎症が強くなる恐れがあるので控えましょう。
痛みがひどい場合や、自分での対処が難しいと感じた場合は、専門家に相談することをお勧めします。
特に、事務職や営業などで日中長時間同じ姿勢をとる必要がある方は、早めの対応が重要です。
寝違えを予防する為には肩甲骨を動かそう!
寝違いを予防するために、肩甲骨を動かせることが重要です。
肩甲骨と首の関係性はそれぞれが駅と駅で線路でつながっており、レールの上を電車が走っています。
肩甲骨(駅)でトラブルがあると電車が発射できず遅れますよね。
ですので肩甲骨の動きが良くなると、電車がスムーズに走れる事になり、遅れる事なく電車が次の駅(首)に到着します。
今回は自宅でできる肩甲骨のエクササイズをご紹介します。
①横向きになり、股関節を曲げて手を頭の後ろで組みます
下の手で曲げた足を固定する事がポイントです
②身体を丸めます
③肘を開きながら、目線は天井を向けます
身体を開く時に背中に力が入れば正解です
10回を1セットで左右とも行いましょう!
このように肩甲骨の動きを改善することは、首を守るだけでなく、全身の姿勢改善にも繋がり、日常生活の質を高め
寝違いを予防することが可能になります。
まとめ
本日は急に寝違えてしまい、激痛で動けない!悪化を防ぐ方法と治し方についてブログを作成しました。
意外と寝違えに関しては正しい対応方法がわからないという方が多く、知らず知らずに悪化する行動をとってしまいがちです。
強い寝違えを起こしてしまった場合の対処方法を簡潔にまとめると
①強く押さない
②温めすぎない
③首を動かさない
の3点となります。
「首が急に痛くなったけど寝違えたのかな?」とご自身で判断が難しい場合はお気軽にお電話や公式LINEにてご相談されてください。
最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)