こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております小竹翔太と申します。
30代の男性の患者さまで
「パソコン作業が長いと肩がこってしまう」
「目が疲れると肩がこりやすくなる」
というお悩みをお聞きしました。
今やビジネスに必要不可欠となったパソコンやスマートフォンですが、私自身も長時間のデスクワークで肩こりを経験することがあります。
しかし、デジタル機器の使用時間の長さや、発するブルーライトも問題視されており、特に目に対する影響は年々増加してるのが現状です。
今回のブログではパソコンなどのデジタル機器の影響で目を使いすぎてしまう事で起こる肩こりについてブログを作成しました。
同じようなお悩みがある方にとって参考になるかもしれません。
30代なのに、なぜ肩こりで悩んでいたのか
肩こりは、一般的には中高年層に多い悩みとされていますが、最近では30代の男性も肩こりに苦しむケースが増えています。
なぜこの年代がこのような症状に悩まされているのでしょうか?
まず、先ほども述べましたが、長時間のデスクワークが大きな要因です。
私たちは仕事で日常的にパソコンやスマートフォンを使い、長時間画面を見続けることが多くなりました。
次に、仕事のストレスも増加しやすくなります。
30代は仕事での責任が重くなり、部下のマネジメントなどでストレスを感じることが多い年代です。
ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、肩こりを悪化させる原因となります。
また、運動不足や生活習慣の乱れも影響しています。
忙しい仕事生活に追われ、運動する時間が確保できず、自分の体を労わる時間が取れないため、肩こりが慢性化してしまうのです。
今回ご紹介した患者さんも、今年から新入社員を教育する部署に配属となり、以前よりも仕事にかける時間や責任が増えたとおっしゃってました。
このように、働き盛りの30代には、肩こりがひどくなってしまう要因がたくさん隠れています。
目が疲れると肩こりがひどくなる理由
目の疲れと肩こりは、一見関係がないように思えるかもしれません。
しかし、実はこの二つには深い関連があるのです。
まず、目と肩は意外と近い位置にあります。
目を酷使すると、その疲労が首や肩の筋肉にまで影響を及ぼします。
また、目を使う作業に集中すると、自然と瞬きの回数が減ります。
まばたきは通常、3秒に1回ほどと言われますが、パソコン作業などをしているとそれが10~20秒に1回ほどに減ってしまいます。
瞬きは目の潤いを保つだけでなく、目の周りの筋肉をリラックスさせる効果もあります。
瞬きが減ることで、目の周りの筋肉が緊張し続け、その緊張が首や肩にまで広がっていくのです。
さらに、目の疲れは自律神経のバランスを崩す原因にもなります。
自律神経は身体を自動で正しく動くように調整してくれる装置のようなものです。
自律神経は「クーラー」のような働きをします。
暑い時はクーラーから冷たい風が出て部屋全体を冷やしてくれますが、もしも故障して冷たい風が出なくなったら熱中症になってしまうかもしれませよね。
このように自律神経が乱れると、身体のバランスが崩れ、肩こりを起こしやすくなります。
目の疲れをセルフケアで解消!自宅や職場でできる事3選
目の疲れを和らげることで、肩こりの改善も期待できます。 仕事の合間や帰宅後に自宅で簡単にできるセルフケア方法を3つご紹介します。
①目を1分間閉じる
目を酷使していると、知らず知らずのうちに疲れがたまります。
そこで、仕事の合間に1分間、目を閉じてみましょう。
シンプルな方法ですが、目の筋肉をリラックスさせる効果があります。
目を閉じている間は、深呼吸をしながら心を落ち着けることも大切です。
②温かいタオルで目を温める
清潔なタオルをお湯で濡らし、軽く絞ってから目の上に乗せます。
5分ほど目を温めることで、目の周りの血行が良くなり、疲れた目の筋肉をほぐす効果があります。
帰宅後や就寝前に行うと、一日の疲れをリセットし、睡眠の質の向上にも役立ちます。
③目の疲れに効くツボである太陽(たいよう)を押す
目の疲れに効果的なツボである大陽(たいよう)を押してみましょう
目の疲れや頭痛に効くとされる有名なツボのひとつです。
1.目尻(めじり)を指で軽く触れてください
2.そこから、こめかみの方向へ少し(1〜2cm)指をずらします
3.軽く押すと少しくぼんでいて、気持ちいい場所があるはずです
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
私自身、仕事でパソコンを長時間使用する機会が多く、その便利さの反面、知らず知らずのうちに目と肩に負担をかけていることを実感しています。
このブログを作成しながら、自分自身も意識して休憩を取る必要があると反省しました。
目の疲れで肩こりがあると感じる方は、今回ご紹介した内容を実践してみてください。
特に仕事が忙しい時こそ、短時間でも目と肩を休める時間を作ることをおすすめします。
それでもなかなか改善がみられない時は他にも原因が隠れている事もあります。
その際は当院までご相談いただけると幸いです。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)