こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
熊本市も今週からいよいよ「梅雨入り」が予想されています。
特に熊本の梅雨は「高温多湿」で非常に過ごしにくいと有名です。
この時期になると
「梅雨で湿気が強いと肩こりがひどくなる」
「いつもよりも肩がパンパンに張っている気がする」
といったお声をよくお聞きする事が増えます。
こちらの記事によると
梅雨の時期に肩こりでお悩みの肩が増えると注意されています。
引用:CNET japan
では梅雨の時期の肩こりは楽にする事はできないのでしょうか?
安心してください。梅雨と肩こりの関係性を知る事で、対策する事は十分可能です。
毎年梅雨の時期になると肩こりがひどくなる方は、この度のブログをぜひ参考にされてください。
なぜ湿気で肩こりがひどくなるのか?
まずは湿気と肩こりの関係性についてご説明させていただきます。
湿気が強くなると筋肉が硬くなりやすくなります。筋肉が硬いと、老廃物が肩まわりに溜まる肩こりがひどくなります。
例えば水でびちゃびちゃに濡れたタオルをイメージしてみてください。
びちゃびちゃのタオルでは体を拭くことはできませんよね。
筋肉も同じように、水分が多くなりすぎると体にとって良くないことが起こりやすくなるのです。
次に湿気が強くなると、関節の動きが悪くなります。
私たちの体は関節が歯車のように噛み合って動くおかげで、肩を上げたり、首を回す事ができます。
しかしこの関節に湿気がひどくなると、サビついたチェーンのようになります。
手入れが行き届いたチェーンで自転車に乗るととても軽くペダルを踏む事ができますが、サビついたチェーンだとペダルを漕ぐのが重くなるかと思います。
このように梅雨で湿気がひどくなると、肩こりが起きやすくなるのがわかりますよね。
湿気で自律神経が乱れると肩こりがひどくなる?
さらに梅雨の時期は「自律神経の乱れ」も起こりやすくなります。
自律神経とは、私たちの体を「自動で正しい状態」に導いてくれる装置のようなものです
しかし梅雨の時期はこの装置が湿気で故障しやすくなります。
すると、エアコンが故障を起こしたように、夏場なのに冷たい空気が出てこないような状態になります。
つまり肩こりにおいても、自律神経が乱れる事が悪影響が起こりやすくなります。
①体温調節がやりにくくなる
湿気が多いと、汗をかいても汗が蒸発しにくくなり、体温が下がりにくくなります。
体温が下がらないと、血の流れが悪くなりやすくなり肩こりがひどくなる事があります。
②体がリラックスしにくくなる
湿気がひどくなると体がリラックスしにくくなります。
人間はリラックスをする事で、筋肉を修復させているのですが、梅雨の時期は体がリラックスしずらくなる事が多くなります。
これは自律神経の副交感神経(ふくこうかんしんけい)という機能が低下するからだと言われます。
副交感神経は、車のブレーキのような役割を持つため、スピードが出ていると時にブレーキをかけて安全運転をしやすいように導いてくれています。
しかし湿気により、ブレーキが効きづらくなると、体がリラックスしにくくなり、本来体を修復しないといけないのに修復できず肩こりがひどくなってしまうのです。
湿気に負けない体へ!今すぐできる肩こりの対策方法3選
①肩を温める
電子レンジで温めたタオルを首に巻くことで、血の流れが良くなり、筋肉が柔らかくなりやすくなります。
人の血管は、温めると広がる性質を持っているため、血の流れが良くなり老廃物が流れやすくなります。
特に体に負担がかかりやすくなる夕方に行うと効果的です。
水で湿らせたタオルを電子レンジで500Wで30秒ほど温めてください。
肩の巻く時は火傷に注意をして、5分程度温めてみましょう。
②部屋の換気をこまめに行う
湿気そのものを対策するのもとても大切です。
窓をこまめに開けたり、エアコンの除湿モードや除湿機を使用したりすると良いでしょう。
特に換気が重要ですので、1日に2回から3回、5分程度窓を開けてください。
もし可能なら窓を2ヶ所開けて空気の通り道を作るとさらに良いです。
③肩こりの効果的なツボ、肩井(けんせい)
肩こりに効果的なツボとして有名な肩井(けんせい)というツボがあります。
この部分は、神経が多く通っている部分ですので、揉むよりもドライヤーなどで温めてあげるほうが効果的です。
場所:首の付け根と肩先の真ん中(肩こりをよく感じやすい部分です)
最後に
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
梅雨も例年ですと7月の中旬くらいまで続きますので、意外と長期戦になります。
梅雨の時期になると、肩こりがひどくなる方は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。
ただ、肩こりも様々な要因が他に隠れている事もあるため、症状がなかなか取れない場合は、当院までお気軽にご相談いただけると幸いです。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)