こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、院長の小竹翔太と申します。
今年の3月から4月にかけて「寒暖差」が激しく、最高気温が30℃くらいまで上がる一方で、最低気温が5℃くらいまで下がる日もありました。
当院の患者さんでも
「寒暖差が激しくて肩こりがひどくなった」
「寒暖差で体調を崩す事が多い」
といったお悩みをお聞きする事が多くなりました。
なぜ寒暖差があると肩こりがひどくなってしまうのでしょうか?
さらに
「朝晩と昼の気温差が大きくて身体がついていきません….。気がついたら肩がガチガチに固まって仕事が手に付かなくなります。」
このように日常生活にも影響が出てしまっている方もいらっしゃいます。
普段から仕事を頑張っているからこそ、寒暖差で仕事が手に付かなくなるのはとても大変かと思います。
今回のブログではその理由と対策方法や予防方法についてご紹介いたします。
寒暖差による肩こりでお悩みの方は今回のブログが参考になるかもしれません。
寒暖差が肩こりをひどくなる理由
私たちの身体は暑い時や寒い時に、色々な変化を起こします。
4月はちょうど「暑い」と「寒い」が両方ある時期なんです。
夏場では冷房の効いた部屋から外に出た瞬間、「暑い!」と感じて汗をかきます。
一方で冬場は「寒い!」と感じて体が震える事で、体温を上げようとします。
このように人間の身体には「自律神経」という身体を常に正しい状態に保ってくれる働きがあります。
例えば「自動ドア」をイメージしてみてください。
正常だと人がドアの前に立てば開きますし、人がいないとドアは閉まりますよね。
もしもセンサーが故障したりすると、人がいるのに開かなかったり、閉まらなくなったりしますよね。
人間の身体も同様に、寒暖差で身体のセンサーが故障をすると自律神経が乱れてしまい、肩こりが起こりやすくなります。
寒暖差によってこのバランスが乱れると、肩周りの筋肉が緊張しやすくなります。
筋肉が硬くなると血流が滞り、必要な酸素や栄養が行き渡らなくなり、肩こりの症状がさらに悪化してしまいます。
さらに、急な温度変化は体にストレスを感じてしまいます。
この繰り返しによって肩こりの原因となる疲労物質が蓄積されてしまうのです。
毎日忙しく働きながら家事もこなしている方々にとって、この季節特有の寒暖差は特に辛いものかもしれません。
でも大丈夫。正しい方法で対策すれば寒暖差による肩こりは楽になっていきますよ。
寒暖差による肩こりを和らげる3つの対策方法
①湯船にしっかり浸かる
湯船にしっかり入る事で固くなった筋肉が緩みやすくなります。
固まったバターを、フライパンに乗せるとゆっくり溶けていきますよね。
寒暖差があるこの時期だからこそ毎日の入浴を大事にしましょう。
②水分をしっかり補給する
水分不足は血の流れを悪くし、肩こりを悪化させる原因になります。
特に寒暖差が激しい季節は、汗をかきやすい夏場だけでなく冬場も乾燥によって体内の水分が失われやすいです。
川の水も流れが良い所は、水がとても綺麗ですよね。
③外に出る機会を増やす
寒暖差による肩こりを防ぐためには、適度に外へ出て体を動かすことも重要です。
また、外の空気に触れることで寒暖差に対して「慣れ」やすくなります。
この慣れがとても大切で、人間が気温の変化に慣れるまで5日から2週間ほどかかると言われています。
寒暖差による肩こりを防ぐ簡単ストレッチ
①タオルの端を左右の手で持ち、頭の上に持ち上げます
②タオルを引っ張ったまま、背中まで引き下げます
③この時に胸の前が伸びる感覚があればOKです!お風呂上がりに5回ほどやってみましょう!
最後に
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
寒暖差による肩こりにお悩みの方は今回ご紹介した方法を試してみてください。
今回ご紹介した内容を試してもなかなか肩こりが改善されない場合は他にも原因が隠れているかもしれません。
その際はお気軽にご相談いただけると幸いです。
これからはさらに気温も上がってくる為「熱中症」も気をつけないといけません。
今後は熱中症の情報発信もこのブログで行っていきますので、ご覧いただけると幸いです。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)