こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております小竹翔太です。
当院は自費治療専門の整骨院の為、よく肩こりのご相談を受ける事が多いのですが、
肩こりの症状とともに実は「耳鳴りがひどい」とお悩みの相談を受けることがあります。
お話を詳しくお聞きしていくと
「肩こりの症状がひどくなると耳鳴りも悪化する」
「掃除機の音を聞くとさらに耳鳴りが強くなるし、疲れて肩もこる」
といったお悩みがあるそうです。
国民生活基礎によると、肩こりは男女ともに多い事がわかりますが
最近では、耳鳴りの症状を持つ方の90%以上に肩こりも感じているというデータもあるくらいです。
つまりは、肩こりと耳鳴りは、一見関係がないように思えますが、密接なつながりがあると言えるでしょう。
今回のブログでは肩こりと耳鳴りの関係性や気をつけたい事、対策方法をまとめました。
同じようなお悩みがある方にとって参考になるかもしれません。
肩こりの人はなぜ耳鳴りになりやすいのか
肩こりがひどい方は、耳鳴りを発症しやすくなる傾向があります。
その理由は、主に血行不良にあります。
肩こりがひどくなると、首や肩の筋肉が固まり、血液の流れが悪くなります。
この血行不良は、耳の周辺にも影響を及ぼし、内耳(ないじ)という機能に支障をきたす可能性があるのです。
*内耳とは耳の奥にある音や身体のバランスを感じる重要な部位*
さらに、肩こりがひどくなると、頭痛や首の痛みを伴うことがあります。
この痛みによるストレスが、脳内の耳の聞こえに関わる部位に影響を与え、耳鳴りを引き起こす可能性もあります。
近年では20〜40歳代の若い女性にも耳鳴りが増えています。
これは、ストレスや生活の乱れによる肩こりが一つの要因と考えられています。
つまりは、肩こりを改善することで、耳鳴りのリスクを軽減できる可能性があります。
血行を促進し、生活習慣を整えることが、両方の症状の改善につながるのです
肩こりがひどい方が耳鳴りになった時に気をつける事
耳鳴りが発生した際、特に肩こりがひどい方は以下の3点に注意を払うことが重要です。
①静かすぎる音に注意する
耳鳴りが発生した時、完全な静寂は避けましょう。
静かすぎる環境では、かえって耳鳴りの音が強調されてしまいます
代わりに、小さな音楽や自然音を流すなど、穏やかな音環境を作ることが大切です。
これにより、耳鳴りの音に対する注意を分散させ、不快感を軽減できる可能性があります。
②ストレスに気をつける
耳鳴りは、ストレスや身体の緊張によって悪化することがあります。
特に肩こりがひどい方は、首や肩の筋肉の緊張が耳鳴りを増強させる可能性があります。
耳鳴りを感じたら、まずは深呼吸をして身体の力を抜くよう意識しましょう。
③耳を冷やさないようにする
耳が冷えると、耳の中の血の流れが悪くなり耳鳴りがひどくなる場合があります。
定期的に耳の体操をするなどして、耳が冷えるのを避けましょう。
耳のケアをまとめたブログを載せておきますので、参考にされて下さい。
薬に頼らずに解消する方法を紹介
肩こりと耳鳴りの悩みを抱える皆さん、薬に頼らずに症状を改善する方法があります。
ここでは、日常生活に取り入れやすい2つの対策をご紹介します。
①背中の体操で肩こり改善!
肩こりがひどい方の特徴で、背中の筋肉がガチガチになっている傾向があります。
・椅子に座って、手を頭の後ろで組みます
・そのままゆっくり身体を捻ります。(おへそは正面のままです)
・右に捻った時の右の背中に力が入ればOKです
・捻った状態で5秒数えましょう。これを5セット繰り返します。
②睡眠環境の改善
質の良い睡眠は、肩こりと耳鳴りの改善に欠かせません。
首や肩をサポートする枕を使用し、体に負担のない姿勢で眠ることが重要です。
就寝前は、スマートフォンやパソコンの使用を控え、代わりに読書や深呼吸などでリラックスしましょう。
また、寝室の温度や湿度を快適に保つことも、良質な睡眠につながります。
最後に
ブログを最後までご覧いただきありがとうございます。
これらの方法を日常生活に取り入れることで、肩こりと耳鳴りの症状が徐々に改善される可能性があります。
ただし、個人差もあるため、効果が感じられない場合や症状が長引く場合は、専門家への相談をおすすめします。
当院では、お一人おひとりの状態に合わせた適切なアドバイスと治療を提供しています。
肩こりや耳鳴りでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)