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外側の「肘の痛み」が治らない時におすすめの治し方

こんにちは。

熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。

私の友人でホテルのシェフをやっている友人がいるのですが、先日食事に行った時に

「最近、外側の肘が痛くなってきてフライパンが持ちにくい」

「ひどい時はじっとしていても外側の肘が痛くなる」

とふと相談を受けました。

詳しく話を聞いてみると、3ヶ月ほど前に責任者に昇格し、部下に料理を教えるようになってからよりフライパンや包丁などを扱う機会が増えたそうです。

今までも何回か肘の痛みを経験した事がありましたが、湿布を貼ると良くなっていたそうで、今回のように痛みが続くことはなかったみたいです。

今回のブログでは外側の肘の痛みについてブログをまとめました。

もしも同じような症状でお悩みの方がおられましたら今回のブログがお役に立つかもしれません。

なぜ外側の肘が痛くなるのか?

料理のプロである彼がなぜ肘を痛めてしまったのでしょうか?

実はご自宅で料理をされる方も肘を痛めてしまうケースが多くみられます。

 

①肘の使いすぎ

まず、肘は私たちの日常生活で非常によく使う関節です。

朝起きてから夜寝るまで、食事をする、スマホやパソコンを打つ、荷物を持つなど、ほとんどの動作で肘を使っています。

例えば、私の友人のシェフの場合、フライパンを振ったり、包丁を使ったりする動作を何百回も繰り返しています。

1キロのフライパンを使用する場合でも、実際に肘にかかっている負担は5キロほどになるとも言われています。

友人のように仕事で使ったり、主婦の方など日常生活で多く使う肘は、とても頑張り屋さんなのです。

 

 

 

②年齢による変化

30代後半から、私たちの体は少しずつ変化していきます。

肘周りの筋肉や靭帯が柔軟性を失い、関節の潤滑液も減少していきます。

これにより、同じ動作をしても昔より負担がかかりやすくなるんです。

 

 

③肘に負担がかかる使い方

肘は、まっすぐ伸ばせば関節が安定しますが、フライパンを使ったり、荷物を持ったりするとほとんどの場合、肘が曲がってしまいます。

曲がったままだと、肘の関節が安定せず筋肉や靭帯に大きな負担をかけてしまう事になります。

 

外側の肘の痛みがひどい時の対策方法

肘の外側の痛みがひどくなってしまったら、どうすればいいのでしょうか?

ここでは、日常生活で実践できる3つの対策方法をご紹介します。

①持ち方を工夫する

まず、物の持ち方を見直してみましょう。

例えば、重い鍋やフライパンを持つ時は、両手で持つようにします。

ただ、状況によっては両手で持つ事が難しい場合があるかと思います。

その際は写真のように「手のひらを上に向けるように」する事で肘の負担を大きく下げる事ができます。

イメージとしては「ドアノブを外にひねるようにする」と楽になります。

②肘を休める時間を作る

次に、肘を休ませる時間を意識的に作ることが大切です。

デスクワークの多い方は、1時間に1回は5分程度、肘を伸ばしてリラックスさせましょう。

料理や家事の最中も、こまめに小休憩を入れることをおすすめします。

③姿勢を正す

最後に、日常生活での姿勢にも注意を払いましょう。

パソコン作業の時に、姿勢が丸くなっていませんか?

実は姿勢が悪くなると、肩と一緒に肘が曲がりやすくなります。

肘を机から少し浮かせ、肩の力を抜いてリラックスした状態を保つようにしましょう。

外側の肘の痛みを改善するツボを紹介

外側の肘が痛い時に効果的なツボを紹介します。

手五里(てごり)

手五里(てごり)は上半身の痛みや不調を改善し、さらに呼吸器系や消化器系の症状にも効果があるとされています。

特に肘や腕の痛み、肩こり、浮腫みなどの症状に効果的です。

肘を曲げてできる横じわから、指4本分上のところになります。

下の写真のようにツボを見つけてみてください(押すと響くような痛みがするので、軽く押しましょう)

最後に

最後までブログをご覧いただきありがとうございました。

最近の研究によると、スマートフォンの普及により肘や手首にかかる負担が数年前に比べて著しく増加しているとの研究結果も出ています。

この内容はまた今後ブログにて取り上げさせていただきます。

肘の負担を下げるコツとして「正しく肘を使う」「肘を休める時間を作る」の2点がポイントになります。

肘の痛みでお悩みの方は、今回ご紹介した内容をぜひ試してみてください。

それでもなかなか肘の痛みが取れない場合は、お気軽にご相談いただけると幸いです。

(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)

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