こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
最近はお昼の時間になると気温が上がって、汗ばむ日が増えていましたね。
気温が上がってくると食欲が少なくなったり、お腹の調子を崩した経験がある方もおられるのではないでしょうか?
そんな中、当院の患者さまで
「食べ過ぎてお腹が痛くなったと思ったら腰も痛くなってきた」
「普段は腰痛がないのに急に腰が痛くなったからとても驚いた」
というお声を頂戴しました。
最近までは、ウイルスの感染症が広がっていた事もあり、外食を控えていたそうですが、いよいよ感染症も落ち着き
久々に友人と気兼ねなく食事に行った時に話が弾んでついつい食べ過ぎてしまったそうです。
その時に「お腹がとても張って痛い」とおっしゃってました。
心配になり、整形外科を受診されましたが、腰には何も原因がなかったそうです。
その後、お腹の張りが取れるとともに腰痛も楽になっていったそうです。
このように、腰に原因がないのに腰痛がひどくなる事が食べ過ぎた後に起こる事があります。
「内臓に何か問題があるの?」
と心配になる方もおられるかもしれませんが、安心してください。
今回もブログでは、お腹が痛くて、腰痛になった時の原因と対策方法についてブログをまとめました。
もしも同じような経験があれば今回のブログが参考になるかもしれません。
腰が痛いのに異常がない!実は内臓の疲れが原因だった
腰が痛いとき、「中腰が続いたから」や「重たい荷物を持った」と、腰自体に原因があると思ってしまいますよね。
しかし、実は腰の痛みが「内臓の疲れ」から来ている場合があることをご存知でしょうか?
内臓の疲れとは、日頃の仕事や家事が忙しく、不規則な食事になってしまったり、ストレスからつい深酒をしてしまったりすると起こりやすくなります。
内臓が疲れてくると、疲れている内臓を守ろうとして体が無意識に力を入れたり、姿勢が悪くなったりします。
その結果、腰に負担がかかり、腰痛として現れることがあるのです。
皆さんも、急にお腹が痛くなった時に、体を丸めて痛みを凌いだ経験はありませんか?
このように、腰痛の原因が必ずしも腰だけにあるとは限りません。
では、お腹と腰はなぜこんなにもつながっている事が多いのでしょうか?
なぜ食べすぎる腰痛になる?内臓の疲れと腰痛の関係性とは
ついつい食べ過ぎてお腹がいっぱいになると、胃や腸などの消化器官がフル稼働し、食べたものを消化しようと頑張ります。
そうなると内臓に大きな負担がかかります。
例えば、仕事中に急にいつもの仕事の2倍の量がきたら、いつも取っていた休憩が取れなくなったり、残業をしないといけなくなるかもしれませんよね。
この状態が続くと、特に内臓が疲れやすくなります。
そして胃や腸の内臓と腰の筋肉は、同じ神経でお互いにつながっている部分がとても多いのです。
例えば、家で電子レンジとトースターを同時に使ってブレーカーが落ち、他の家電が止まってしまった経験はありませんか?(私の経験談です)
つまり、家電を使い過ぎするブレーカーが落ち、洗濯機や冷蔵庫など他の家電にも影響がでてしまいます。
なので、食べ過ぎでお腹に負担がかかると、つながっている腰にも影響が出てしまうのです。
これを体性内臓反射(たいせいないぞうはんしゃ)と言います。
さらに、食べすぎで血の流れが悪くなったり、腸内環境が乱れたりすると、筋肉の回復力が落ちて腰痛が慢性化しやすくなります。
つまり、「食べすぎ=内臓の疲れ=腰の筋肉の緊張」という悪循環が、腰痛をひどくしてしまうのです。
内臓の疲れによる腰痛を防ぐ方法
①食べ過ぎを控える
よく「腹八分」という言葉がありますが、「もう少し食べれそう」くらいが当てはまります。
コーヒーカップにギリギリまでコーヒーを注ぐと、持ち運ぶ時にこぼれてしまいますよね。
特に、早食いの方は腹八分を感じにくいそうです。
ゆっくり食べる習慣を身につけましょう。
②睡眠をしっかり取る
睡眠をしっかり取る事で、内臓だけでなく、腰の筋肉を休める事ができます。
特に内臓は、起きている時は基本的に活動しています。
寝ている時は、体は内臓の「メンテナンス」をしているのです。
お風呂にゆっくり浸かって、8時間を目指して睡眠時間を確保しましょう。
③深呼吸を習慣にする
深呼吸をすると「酸素」が体の中に取り込まれ、血液とともに内臓に届けられます。
酸素は体の「ガソリン」です。
鼻から大きく息を吸って。口から勢いよく吐き出しましょう。
最後に
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
私も、最近は外食をする機会が増え、ついつい食べ過ぎてしまい翌日にお腹が痛くなる事が増えてます。
特に久々に会う人たちとの食事は楽しく、お腹の健康の事を忘れてしまいがちです。
まずは自宅で本日ご紹介した内容を実践してみてください。
しかし、ただの内臓の疲れではない事もあるため、お腹の痛さが取れない場合はすぐに医療機関の受診も検討してくださいね。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)