こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
年末年始を使って、故郷へ帰省させる方も多いかと思います。
中には、車を使って帰省される方もおられるのではないでしょうか?
そうなると車に長時間乗る事になるかと思います。
「長時間運転をして腰が痛くなった」
「帰省から帰っても腰痛で仕事ができない」
というお声をいただく事が増えます。
今回のブログでは年末年始に多い長時間運転による腰痛が多い理由と対策方法についてブログをまとめました。
同じようなお悩みがある方にとって参考になれば幸いです。
10時間運転して腰痛悪化!30代男性が直面した現実
昨年の年末、Kさんという30代の男性は、家族と一緒に熊本から神戸への帰省を車で行いました。
距離は約700キロメートル、運転時間は10時間以上かかる長距離運転でした。
Kさんは、普段から車を運転することが多いので、長時間運転に対してはある程度慣れてるそうです。
しかし、昨年の帰省時の運転で、腰痛が突然悪化する経験をしました。
「いつもは3〜4時間程度の運転でも大丈夫だったのに、今年は長時間運転した後に腰が痛くなってしまいました」
とKさんは話されました。
Kさんは、運転中に腰痛が発生したため、途中で頻繁に休憩を取り、軽いストレッチを行ったそうです。
しかし、痛みは完全に和らぐことができず、帰省後も腰痛が続きました。
腰痛がなかなか取れず、仕事に影響が出ると感じた為、当院を受診する事を決めたそうです。
このように、長時間運転は腰痛を引き起こすリスクが高く、特に運転姿勢や休憩の取り方に注意が必要です。
長時間運転が腰痛を引き起こす理由とは
長時間の運転は、腰痛を引き起こす複数の要因を持ち合わせています。
特に年末年始の帰省シーズンでは、普段と違う特性が浮き彫りになります。
①体がゆがみやすくなる
運転中は、ハンドルを握りながら前方に体を向けるため、悪い姿勢が続きやすいです。
この姿勢で長時間運転すると、腰と背中の筋肉が緊張し、痛みを引き起こします。
左足が固定され、右足がアクセル操作に使われるため、体の左右のバランスが崩れ、腰への負担が増えやすくなります。
キッチンで料理を長時間していた時に、疲れてくるといわゆる「休め」の姿勢になる事はありませんか?
このように長時間同じ姿勢を続けると身体が歪みやすくなります。
②血の流れが悪くなりやすくなる
座っている状態では、体重が腰やお尻に集中し、血の流れが悪くなります。
長時間運転では、シートやシートベルトで体が固定されているため、老廃物が溜まりやすくなり、筋肉を圧迫して腰痛が発生します。
特に冬場は、喉が乾きにくく、水分補給を忘れてしまいがちです。
水分不足は、血の流れを悪くする要因の一つです。
③年末年始の特性
年末年始の帰省シーズンは、ひどい渋滞や、慣れていない道を運転したりする事が多くなります。
すると、なかなかリラックスする事ができずに、無意識に体に力が入りやすくなり、腰痛の原因になる事があります。
腰痛を防ぎ、長時間運転を楽にする3つの方法
長時間運転による腰痛を防ぐため、以下の3つのポイントを守ることが重要です。
①水分補給をしっかり行う
先程もお伝えしましたが、冬場は水分補給を忘れがちです。
特に長時間の運転の際は、常に水分を飲める状態を確保しましょう。
ポイントは
・常温か少し冷たい飲み物(冷たすぎると胃や腸を刺激してしまいます)
・水やお茶などを中心に飲む(糖分が多いものは疲労感を強める事もあります)
・コーヒーなどカフェインは少量にとどめる(集中力が上がりますが、トイレが近くなり水分が多く出ていきます)
・飲む際は安全確認をお忘れなく!
②正しい座り方を意識する
正しい座り方は、腰痛を防ぐための基本的なポイントです。
シートの位置と角度を適切に調整することが大切です。
シートを深く座り、腰から背中全体を背もたれに付けるようにします。
これにより、腰の筋肉の緊張が軽減され、衝撃が吸収しやすくなります。
さらに、足をきちんと地面に付けることで、体の左右のバランスを保ち、腰への負担を減らすことができます。
③ 運転の計画をしっかり立てる
運転の計画も、腰痛を防ぐための重要な要素です。
長距離運転の場合、こまめに休憩を取り、体を動かすことが大切です。
できれば1時間から1時間30分ごとに10〜15分程度の休憩を取り、軽いストレッチや散歩を行いましょう。
これにより、血行を改善し、筋肉の緊張を和らげることができます。
また、渋滞が予想される時間帯を避けたり、計画的に交代で運転を行うこともとても重要です。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
せっかくの楽しい年末年始ですので、長時間運転をしても腰痛がでない状態で良い年を迎えたいですね。
長時間運転される方は、今回のブログをぜひ参考にされてください。
それでも、もし腰痛が出てしまった場合、お気軽にご相談ください。
年末は12月30日(月)まで
年始は1月4日(土)から診療しております。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)