『椅子に長時間座って仕事をすると腰が痛くなる』
『家で仕事をしたいけどどんな椅子を選べばいいの?』
感染症の広がりが落ち着き、テレワークをされていた方がオフィスに出社する事が増えたように感じます。
しかし、感染症が落ち着いた後も、引き続きテレワークを継続されている企業が多いというデータが出ております。
https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi03_hh_000085.html
国土交通省の調査結果より引用
本日は椅子に長時間座ってお仕事をされる方に向けて
「腰痛が改善する椅子のおすすめの座り方」についてブログをまとめました。
腰痛と椅子の関係性
こんにちは。
熊本市中央区で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業してます小竹翔太と申します。
当院に来院される患者さまで、最も多い職業がデスクワークになります。
テレワークがだいぶ浸透し、感染症が落ち着いた後も定期的に自宅などでテレワークを実施されている
患者さまがいらっしゃいます。
テレワーク中の問題として、机と椅子が会社のものと違い、長時間のデスクワークを続けると腰痛になりやすいとお声をいただいた事が今回のブログを書くきっかけになりました。
確かに自宅にある椅子や机は会社にある物と違い、長時間のデスクワークに適している物ではないかもしれません。
まず、腰痛と椅子の関係性について説明をさせていただきます。
こちらの画像をご覧ください
1976年にナッケムソンという整形外科医が発表したデータです。
立っている場合の腰への負担が100とした場合、
良い姿勢で座っていると140
猫背で座ってると185の負担が腰にかかっているという研究結果になります。
このように実は立っている時よりも座っている時の方が腰に負担がかかっていることがわかります。
こまめに立つことはもちろん大事ですが、腰に負担がかかりにくい椅子を選ぶことも同じくらい大事になってきます。
仕事中におすすめの椅子選びのポイント
椅子の選び方一つで、腰への負担はグッと減ります。
実際の改善事例を基に、腰痛が楽になる椅子の選び方をご紹介します。
①腰の部分のカーブがキツ過ぎない
腰が反りすぎると腰痛になりやすくなります。
②座面の高さやリクライニングなどの調節機能がついている
特に座面の高さは、足が床にしっかりとつくように調節することが重要です。
③アームレストが付いている
アームレストがあると、肩や腕への負担を軽減できます。
アームレストの高い位置が調節できるものを選ぶと、さらに快適になります。
④通気性の良いメッシュタイプなどの素材を選ぶ
背もたれに長い時間もたれかかっていれば、腰の部分に熱がこもってしまいます。
メッシュ素材を選ぶことで腰の熱を逃すことができます。
正しい座り方で腰痛を予防:知っておきたい3つのポイント
椅子を変えるだけでなく、座り方も非常に重要です。
特に仕事中や家事をしている際に、正しい座り方を意識することで、腰痛の予防や改善が期待できます。
①座った時の膝の角度が90度
足がしっかりと地面に付いていることが大事です。
②「骨」で座る
写真のようにお尻の下に手を入れると、丸い骨を触ることができます。
この部分で体重を支えると体重が分散され多少長く座っても耐えられるようになります。
③アームレストの調節
肘をかけた時に、肘が90度曲がる角度に調節しましょう
腕の重さは約6キロでスイカと同じ重さです!
まとめ
本日は腰痛が改善する椅子のおすすめの座り方についてブログを作成させていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
日本人は世界で最も長く座っている時間が長いとされています。(平均7時間)
腰痛は座り方や椅子を変えることで腰痛を予防、改善できると事が多いです。
今回ブログで紹介した方法を試してみても腰痛が改善しない場合は別の原因が潜んでいるかもしれません。
腰痛が気になる場合はお電話か、公式LINEにて相談を承っております。
お気軽にご相談ください。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)