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低気圧になると、左の後頭部に頭痛が、、即効性のある治し方と、耳のストレッチで予防

こんにちは。

熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております小竹翔太と申します。

先日は強烈な台風が列島を襲い、被害が出ました。

台風が近づいたり、雨が降ると気圧が下がります。いわゆる「低気圧」の状態です。

今回も台風が過ぎ去った後に患者さんから

「低気圧になると頭痛がくる」

「ひどい時は吐き気を感じる事がある」

とご相談を受けました。

当院では頭痛で来意される患者さんは腰痛・肩こりに次いで多い症状となっており10年前と比べて約20パーセント増えているデータもあります。

実は私自身も気圧が低い日は頭痛に悩まされている1人です。

今回のブログでは私の経験も含め、低気圧による頭痛が起こってしまった時の対処方法と予防方法をブログにまとめました。

同じようなお悩みがある方にとって参考になるかもしれません。

低気圧と頭痛の関係性

天気が悪くなると頭が痛くなった経験はありませんか?

特に左の後頭部がズキズキする、という方も多いのではないでしょうか?

実は、これには理由があるんです。

低気圧が近づくと、空気の重さが軽くなります。

この現象は、高い山に登った時と似ています。

よくテレビなどで高い山に登った時に、持参したポテトチップスの袋がパンパンになっている現象を目にした事はありませんか?

同じように低気圧が近づくと、私たちの体の中の空気も膨らもうとするんです。

特に頭の中には、たくさんの小さな空間があって、そこにある空気が膨らみます。

すると、頭の中の血管や神経を膨らんだ空気が刺激して、頭痛を引き起こします。

左の後頭部に痛みが集中するのは、その部分の血管や神経が集中しているからなんです。

さらに低気圧になると、耳周りの血の流れが悪くなります。

耳の付近には三叉神経(さんさしんけい)といった大きな神経や動脈が流れており、刺激される事で頭痛を引き起こす要因となります。

 

低気圧による頭痛に対し即効性がある治し方

低気圧が原因の頭痛に悩まされると、すぐにでも楽になりたいですよね。

ここでは、即効性のある治し方を3つご紹介します。

①温かいタオルで首を温める

まず、温かいタオルを用意して、首の後ろに当てましょう。

暖かくなる事で血行が促進し、筋肉が緩みやすくなります。

タオルは電子レンジで温めると手軽です。

心地よい温度で、5〜10分ほど首や肩を温めてみてください。

②深呼吸

深呼吸をしてみましょう。

深く息を吸い込み、ゆっくり吐き出すことで、血液が手足の末端まで流れやすくなります。

鼻からゆっくりと3秒間吸い込み、口から6秒かけて吐き出してみましょう。

③痛み止めを服用する

どうしても痛みが取れなかったり、お仕事や家事が手につかない時は痛み止めを服用してもよいです。

しかし、日頃から痛み止めに頼りすぎると徐々に効きにくくなる事もあるので飲み過ぎには注意が必要です。

※薬現在医療機関を受診されていらっしゃる方はかかりつけの医師ともご相談ください。

低気圧による頭痛は「耳のストレッチ」で予防しましょう

低気圧が近づくと、後頭部の血液の流れが悪くなる事は先ほど説明しました。

さらに耳周りの血流の流れも頭痛にとても関係があります。

ですので頭痛を予防するポイントは「血の流れを良くする」事です。

特に耳周りのストレッチを行う事で、頭の血の流れをよくする事ができ、頭痛を予防する事につながります。

①手のひらで耳全体を覆い、温める

意外と夏の時期でも耳を触ると冷たくなっている事が多いです。

ストレッチに入る前に両耳を手のひらで覆い、温めましょう。

30秒間ほどキープします。

②耳を折りたたみキープする

次に耳を画像のように折りたたみ、20秒間キープします。

③耳を真横に引っ張る

親指と人差し指で耳を軽くつまみ、真横に引っ張ります。

20秒間、やさしく引っ張りストレッチをかけます。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。

これから9月・10月と台風が増えてきますので注意が必要です。

ご紹介した耳のストレッチを日頃から行う事で、低気圧による頭痛を予防する事ができます。

もし頭痛になってしまってたら、今回ご紹介した対策方法をぜひ試してみてください。

もしも、今回の内容を試しても改善しない場合は、他に原因が隠れている事もあります。

当院では鍼を使った頭痛の治療を行っております。

また、鍼が苦手な方には、特殊な治療機器を使って頭痛の治療をする事もできます。

気軽にご相談いただけると幸いです。

(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)

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