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長時間車の運転をすると「右側だけ腰痛」になる、、原因と対策方法

こんにちは。

熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、院長の小竹翔太です。

春らしい暖かい季節になってきたと思ったら、早くもゴールデンウィークの時期になってきましたね。

ゴールデンウィークといえば、旅行に行ったり、実家に帰ったりと移動する事が多くなるかと思います。

特に、車で長時間の運転をされる方も多いのではないでしょうか?

当院の患者さまで

「長時間、車を運転すると右側だけ腰痛になる」

「車を運転すると腰が痛くなるから遠出したくない」

というお声をいただきました。

平日は仕事に家事と休む暇がないのに、休日も家族のために遠出をしてくれるお父さん、お母さんには本当に頭が上がりません。

私自身も、車で遠出をした際にに腰痛になった事が何度もあります。

さらにコロナが明け、遠出をする方も年々増えているため、渋滞が多くなるのも最近のGWの特徴かもしれません。

今回のブログでは、長時間運転をするとなぜ右側だけ腰痛になるのか?

その対策方法をご紹介いたします。

長時間の運転で腰痛になりやすい方はブログの内容が参考になるかもしれません。

長時間の運転が腰に与える影響

車を運転するとき、長時間同じ姿勢で座り続けることが多いですよね。

この「座りっぱなし」の状態が、実は腰に大きな負担をかけているのです。

「いやでも運転中ってずっと座りっぱなしでしょ?」

と思われるかもしれませんが、もう少しお付き合いください。

まず、運転中の姿勢について考えてみましょう。

運転時にはハンドルを握り、足をペダルに置くため、自然と前かがみになったり、体の一部に力が入りやすくなります。

この不自然な姿勢が続くことで、腰回りの筋肉が緊張し、疲労が蓄積してしまうのです。

さらに、座っている状態では血の流れも滞りやすくなります。

これは足でホースを踏んでいる状態と似ています。

水(血液)は流れたいのに、足で踏まれている事で流れが悪くなるのです。

腰やお尻周りの血の流れが悪くなることで、筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、結果として筋肉が硬くなったり痛みを感じたりするようになるのです。

また、運転中は常に周囲に注意を払う必要があります。

特に家族を乗せて運転される方は、特に注意をされると思うので大変かと思います。

そのため、体は無意識に緊張状態になりやすいです。

特に右側だけ腰痛になる方の場合は、アクセルやブレーキ操作で右足を使う頻度が多いことも関係しているかもしれません。

では座った状態がどうしても続く運転で腰痛を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?

右側に腰痛がある時にすぐにできる対策方法

①シートのポジションを調整する

シートが後ろすぎたり、背もたれが倒れすぎていると、腰に余計な負担がかかりやすくなります。

シートは背中全体がしっかり支えられるように調整し、膝が軽く曲がる位置でペダルを操作できるように設定するのがおすすめです。

ハンドルの位置は「背中が背もたれに付いたまま肘が軽く曲がる程度」が理想的です。

②痛い部分をさすってみる

右側の腰に痛みを感じたら、その部分を優しくさすってみましょう。

筋肉と脳は繋がっていて、優しくさすってあげる事で痛みを和らげる事ができ、血の流れが良くなります。

③足のツボを押してみる

腰痛は下半身と繋がっています。

特に効果的なのが陽陵泉(ようりょうせん)というツボです。

・膝の外側を見つけます。

・膝の少し下に、ポコッと出ている丸い骨があります。

・その骨の すぐ下、やや前寄りのくぼみ が「陽陵泉(ようりょうせん)」です。

左右ともに10秒程度痛きもちい強さで押してみましょう。

 ※イスに座って、脚を軽く曲げると探しやすいです。

腰痛を予防し、長時間の運転が楽になる方法3選

長時間運転による腰痛を予防する方法を紹介します。

①決まった時間に休憩をする

長時間同じ姿勢でいると、腰や背中の筋肉が硬くなり、血流が滞る原因になります。

そのため、1〜2時間おきに休憩を取ることが重要です。

サービスエリアや駐車場で車から降りて軽く歩いたり、体を伸ばしたりするだけでも腰への負担を軽減できます。

運転の予定がある日は、あらかじめ休憩のタイミングを計画しておくと良いでしょう。

②運転用のクッションを利用する

運転席にクッションを敷くことで、腰への負担を軽減することができます。

特に運転用に開発されている、前傾姿勢を取りやすくするクッションがおすすめで、私も愛用してます。

さらに、お尻には熱がこもるので通気性が良いクッションを選ぶとさらに良いです。

③もも裏のストレッチをお風呂上がりに!

日頃からもも裏の筋肉を伸ばすストレッチを行うことで、運転中の腰痛予防につながります。

・ソファーや椅子に右足を乗せます(出来るだけ膝をまっすぐに伸ばしましょう)

・ゆっくり身体を前に倒し、右のモモの裏が伸ばします(呼吸を止めないように)

お風呂上がりに20秒程度行うと効果的です

最後に

最後までブログをご覧いただきありがとうございました。

今の時期から腰痛を予防し、楽しいGWを過ごせるように願っております。

ぜひ今回ご紹介した対策方法を試してみてください。

試してみてもなかなか効果が出ない時は、他に原因が隠れている事があります。

お気軽にご相談いただけると幸いです。

(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)

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