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長時間の運転で首が痛くなった…気をつけたい事と自宅で簡単にできる対策方法

こんにちは。

熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。

当院に通われている患者さまから、次のようなお声をいただきました。

「仕事で長時間運転をすると、首がガチガチに固まってしまい、夕方には頭痛まで出てくる」

「高速道路を長く走ると、運転後に首が痛くて眠れないことがある」

首の痛みを我慢していると集中力が落ちたり、気分まで沈んでしまうことも少なくないとおっしゃっていました。

お仕事やデスクワークで首にかかる負担は思ったよりもかかります。

では長時間運転が多い方は首の痛みを軽くすることはできないのでしょうか?

ご安心ください。

日常の中でちょっとした事を意識するだけでも、首の負担を少なくすることができます。

もし同じようなお悩みを抱えている方がおられましたら、今回のブログが少しでも参考になれば幸いです。

長時間運転の首への負担

長時間の運転は、首にとても大きな負担をかけやすいのです。

車を運転する時、視線は固定され、両手はずっとハンドルを握ったままになります。

そのため首や肩の筋肉は緊張し続け、まるで何時間も同じ姿勢で本を読んでいるような状態になります。

筋肉がこわばると血のめぐりが悪くなり、酸素や栄養が届きにくくなることで「だるさ」や「痛み」といった不調が出やすくなります。

さらに運転中は体を自由に動かせないため、姿勢が前かがみになったり、腰や背中が丸まったままになります。

特に高速道路での運転は休憩を取りにくく、首から背中にかけて筋肉が板のように固まってしまう方も少なくありません。

さらに首は頭を支える大切な部分であり、その重さはボーリングの玉と同じ重さくらいです

その重さを何時間も支えることを想像すると、ちょっと怖いですよね。

長時間の運転で気をつけたい事

長時間の運転で首の痛みを防ぐためのポイントを紹介します。

まず一番大事なのは「姿勢」です。

背中を丸めて前のめりにならず、シートにしっかり腰をつけて骨盤を立てるように座りましょう。

シートの角度が寝すぎていると首が前に出やすくなるので、背もたれは90度に近い角度に調整すると楽になります。

次に意識したいのは「休憩のタイミング」です。

2時間に1回は休むように言われますが、首や肩に不安がある方は1時間に1回でも早めの休憩をとるのがおすすめです。

サービスエリアで深呼吸をしたり、首をゆっくり回すだけでも筋肉のこわばりはかなり違ってきます。

また、「運転中の視線の高さ」も首への負担に関係します。

目線が下がると首が前に突き出てしまい、スマホをのぞき込むように体勢になりやすくなります。

シートの高さやハンドルの位置を自分の体に合わせて調整し、自然に前を見られる姿勢をつくりましょう。

さらに「エアコンの風」にも注意が必要です。

冷たい風が首や肩に直接当たると、筋肉が冷えて血のめぐりが悪くなり、痛みが出やすくなります。

風向きを上や足元に変え、首周りが冷えない工夫も首の負担を軽くするポイントです。

運転後に首が痛い時の対策方法

もし運転のあとに首が痛くなってしまった場合は、できるだけ早めにケアをしてあげると効果的です。

ここでは、自宅で簡単にできる3つの方法をご紹介します。

① 温めて血のめぐりをよくする

首まわりが固まっている時は、蒸しタオルや入浴でじんわり温めましょう。

血流がよくなり、筋肉のこわばりがやわらぎます。

温めたフライパンの上でバターが溶けているようなイメージです。

特にお風呂では肩までしっかり浸かると効果的です。

② ゆっくり深呼吸をする

人間は呼吸をしないと生きていけませんよね。

深呼吸をすることで新鮮な酸素が体に取り込まれます。

この酸素の中には筋肉の栄養がたっぷり含まれています。

3秒かけて大きく息を吸って、6秒かけてゆっくり息を吐いてみましょう。

③ 正しい姿勢で睡眠をとる

時に首が痛い時は、枕を正しく使用し睡眠をとることが大事です。

正しい高さは、あお向けでは首のすき間を自然に埋まるのがポイントです。

横向きでは背骨がまっすぐになる位置が目安となります。

高すぎても低すぎても首や肩に負担がかかります。

簡単に言えば「首をしっかり支えつつ、背骨がまっすぐになる高さを選ぶ」のが正しい使い方です。

最後に

最後までブログをご覧いただきありがとうございました。

秋の行楽シーズンになると、遠出をされる方が増えるかと思います。

もしも長時間の運転で首が痛くなる場合は今回ご紹介した内容をぜひ試してみてください。

長時間の運転は首だけでなく、腰痛や足のしびれなど様々な悩みの原因になりやすいです。

そのような症状でお悩みがある場合は当院まで気軽にご相談いただけると幸いです。

[監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太]

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