こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
最近は少し暖かく感じる日が増えてきたのと同時に、朝昼晩の「寒暖差」が大きくなってきました。
寒暖差が大きくなると「ぎっくり腰」が急増します。
当院の患者さんでも
「ぎっくり腰になって仕事に行けなくなった」
「朝ベッドから起きて腰がピキっとなって起き上がれなくなった」
「寒暖差がひどくなるとぎっくり腰にならないかとても心配」
「引越しの準備でぎっくり腰になってしまった」
このようなお声を頂戴しました。
寒暖差だけでなく、3月になると新生活の準備や、お子さんの入学の準備などで「心の疲れ」も溜まりやすくなります。
お体が無理をし、心まで疲れてしまうとぎっくり腰になる確率も上がってしまうのかもしれません。
しかし、「仕事や家事は休めない!」という方も多いかと思います。
この度のブログでは、仕事に行けなくなるほどのぎっくり腰を発症してしまった時に対処方法についてまとめさせていただきました。
同じような症状でお悩みがあれば参考になるかもしれません。

目次
ぎっくり腰になると仕事に行けなくなるほど痛くなる理由
ぎっくり腰とは、正式には急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)といいます。
つまり、急に起こった腰の痛みのことです。
これは腰が壊れたのではなく、「腰が限界を迎えている」と体が「警告」を出している状態です。
この警告こそが、「痛み」です。
そのため、普段できている動作が痛みによってできなくなり、仕事や家事ができなくなってしまうのです。
もし「車の警告ランプ」が点灯したらどうでしょうか。
「このまま走るのは危険だ」と感じ、車屋さんに相談するのではないでしょうか。

痛みそのものは悪者ではありません。
腰の危険を教えてくれる「安全装置」なのです。
しかし、この痛みが非常に強く出ることが厄介な点です。
実際に、強い痛みによって動けなくなってしまう方も少なくありません。
ぎっくり腰になった時に自宅でできる対処方法
ぎっくり腰になってしまうと、「どうすればいいのか」と悩んでしまう方も多いと思います。
今回は、自宅でできる対処方法を2つご紹介します。
① 安静にする
体が警告を出している状態で無理に動こうとすると、症状を悪化させる原因になります。
特に腰を反らせたり、強く捻ったりする動きは危険です。
ただし、安静にしすぎると回復が遅くなることもあります。

反らす・捻る動きを避ければ、少し体を動かしても問題ありません。
「同じ姿勢を続けない」ことが大切です。
最低でも1時間に1度は体勢を変えるようにしましょう。
② 横向きになってお腹を温める
ぎっくり腰になると、腰を伸ばせなくなることがあります。
そのような時は無理に伸ばそうとせず、横向きになり、軽く腰を丸めてください。
ぎっくり腰の急性期は「腰を温めないほうがよい」と言われることがあります。
しかし、お腹を温めることで腰の負担が軽減されることがあります。

お腹を温めると内臓の「血の流れ」が改善します。
すると自律神経のセンサーが働きやすくなり、腰の筋肉の緊張をゆるめる指令が出やすくなります。
ぎっくり腰を悪化させずに動けるようにする方法
ぎっくり腰になった後に怖いのが「悪化」です。
悪化を防ぎ、動けるようにする方法を2つご紹介します。
① 1日〜2日経ったら「痛みが許す範囲で動く」
炎症は一般的に24時間〜48時間でピークを越えるといわれています。
そのため、痛みが少し落ち着いてきたら、無理のない範囲で体を動かすことが推奨されます。
特におすすめなのが「寝返り」と「立ち座り」です。
これを10回ほど行ってみてください。
この2つの動きがスムーズにできてくると、日常生活の動きも改善しやすくなります。

② 座るときに「骨盤を立てる」
ぎっくり腰の痛みが増す原因のひとつに、座り方があります。
このとき骨盤を立てると、腰が安定しやすくなります。
「お椀」をイメージしてみてください。
お椀が傾いた状態で置かれていると不安定ですよね。
まっすぐ置くことで安定します。
骨盤も同じです。
後ろに倒れている状態よりも、まっすぐ立てたほうが負担が分散します。
やり方はとても簡単です。
一度椅子から立ち、そのまま真下に座り直すだけです。

これだけで骨盤は自然と立ちやすくなります。
30分に一度のペースで行うとよいでしょう。
それでも仕事や家事が休めない時は
「今日は大事な会議がある」
「自分が休んだら仕事が回らない」
このような方もいらっしゃるかもしれません。
本音を言うと、安静にして欲しいところですが、そんな状態でも仕事に行かなければならない方の対処方法をお伝えします。
①痛みどめを服用する

痛み止めには「炎症を抑える成分」が入っています。
ぎっくり腰の初期は炎症が強いことが多いため、痛みを軽くする助けになります。
ただし、
・空腹で飲まない
・胃が弱い方は注意
お薬を複数飲まれている方で迷った時はかかりつけの病院などに相談された方が良いかもしれません。
②コルセットを着用する
コルセットを巻くことで、腰が安定し炎症が広がりにくくなります。
できれば「幅の細いタイプ」を「少し下目」に着用すると良いです。
写真の部分に巻くと効果的です。

しかし、
・寝る時は外す
・長時間に使用は避ける(3〜5時間程度)
この部分は守ってください。
最後に
ぎっくり腰は急に起こるので、びっくりされる方も多いかと思います。
今回ブログでご紹介した内容を実践または守っていただくことで、適切に治っていくことが期待できます。
しかしなかなか痛みが改善しない場合もあります。
その際は別の原因が隠れていることもあります。
そんな時はお気軽にご相談いただけると幸いです。
[監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太]