こんにちは。
熊本市中央区で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております小竹翔太と申します。
当院は鍼灸院を併設していることもあり、頭痛のご相談を受ける事が比較的多く
先日も30代の女性で「頭痛がひどくなると目の奥が痛くなって何もしたくなくなる」
とご相談を受けました。
頭痛と一緒に目の奥が痛くなると、本当に何も手に付かなくなります。
私自身、20代の時はひどい頭痛と目の奥の痛みに悩まされており、当時勤めていた鍼灸院の先生に頭痛を治してもらった経験があります。
本日のブログでは、頭痛と目の奥の痛みの関連性とツボを使った対策方法をご紹介します。
頭痛がひどくなると目の奥まで痛くなるお悩みがある方にとって参考になるかもしれません。
なぜ頭痛と共に左目の奥まで痛くなってしまうのか?
頭痛と共に特に女性に多いのが、目の奥まで感じるズキズキとした痛みです。
この痛みは、長時間のデスクワークやスマートフォン、パソコンの使用による眼精疲労から引き起こされる場合が多く見られます。
また、ストレスや睡眠不足、姿勢の悪さが長期間続くことで、首や肩の筋肉が硬くなり、血の流れが悪くなることも、頭痛と目の奥の痛みの一因になります。
特に30代から50代の女性は、仕事と家庭の両方で忙しい方が多く、このような生活習慣が頭痛の引き金になりやすいです。
ではなぜ頭痛と左目の痛みが関係してしまうのでしょうか?
実は、目を動かす運動は首の後ろの筋肉を使って行っている事がわかっています。
この筋肉は重い頭をカメラの三脚のように支えています。
なので、目を使いすぎて筋肉に疲れが溜まってしまうと、三脚が倒れてしまい、支えがなくなる事で、頭痛や目の痛みを引き起こしてしまうのです。
また、目の奥の痛みを伴う頭痛は、睡眠の質とも密接に関連しています。
不規則な睡眠や睡眠不足は、頭痛を引き起こすだけでなく、目の疲れや乾燥を悪化させ、症状をさらに重くする可能性があります。
このように、頭痛と目の奥の痛みは、生活習慣や身体の様々な変化と密接に関連しており、これらの症状を軽減するためには、日常生活の見直しや姿勢の改善が重要となります。
左目の奥まで痛くなる頭痛が起こってしまった時の対処方法
左目の奥まで感じる頭痛が起こった時、どのように対処をすればよいのでしょうか?
ここでは、そのような時に実践できる簡単で効果的な3つの対処方法をご紹介します。
①適切な休息をとる
左目の奥の痛みを伴う頭痛は、過労やストレスが要因であることが多いです。
このような時、最も手軽で効果的な対処法は、シンプルかもしれませんが十分な休息を取ることです。
暗く静かな部屋でリラックスし、目を閉じて深呼吸をすることで、頭痛が和らぐことがあります。
また、短時間の昼寝も効果的で、体と心の緊張を解放し、頭痛の軽減につながります。
②温冷療法の利用
頭痛の対処法として、温冷療法は古くから知られています。
左目の奥の痛みがある場合、冷たいアイスパックを額や目の周りに当てることで血管を収縮させ、痛みを軽減することができます。
一方で、温かいタオルを首の後ろに当てることで筋肉の緊張を和らげ、頭痛を和らげる効果も期待できます。
どちらを選択するかは、症状によって異なりますので、迷った場合は一度ご相談ください。
③痛み止めの服用
目の奥まで感じる頭痛が起こった際には、市販の痛み止めの服用も即効性のある対処法の一つです。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などは、頭痛の緩和に広く用いられています。
これらの薬は、炎症を抑え、痛みを和らげる効果があり、特に頭痛がひどい場合には効果的な選択肢となります。
痛み止めを服用する際には、薬の指示に従って正確な用量を守ることが重要です。
また、頭痛が頻繁に発生する場合や、薬を服用しても改善しない場合には、医療機関を受診することが推奨されます。
薬の服用は、痛みを迅速に和らげる手段として有効ですが、根本的な解決策ではありません。
頭痛の予防には、ストレス管理、適切な休息、健康的な生活習慣が不可欠です。
痛み止めの服用は、あくまで一時的な対処法として考え、頭痛の再発防止に向けた生活習慣の見直しも併せて行うことが大切です。
左目の奥まで痛くなる頭痛に効果的なツボをご紹介!
頭痛と特に目の奥の痛みに効果的なツボとして、風池(ふうち)というツボがあります。
このツボは、首の後ろ、頭の骨の下のくぼみ、両耳の後ろを結んだ線上に位置しています。
このツボは、頭痛の緩和だけでなく、目の疲れや肩こり、風邪の初期症状などにも効果があるとされています。
セルフケアの方法
①リラックスした状態で座るか横になります。
快適な姿勢をとることで、筋肉の緊張をほぐし、ツボ押しの効果を高めます。
②風池ツボを見つけます。
手の指を頭の後ろに置き、耳の後ろの骨から指を滑らせていくと、頭蓋骨の下にあるくぼみを感じることができます。そのくぼみが風池です。
③ツボを優しく押します。
親指または人差し指を使い、風池に軽く圧を加えます。圧力は痛みを感じない程度に調整し、ゆっくりと深呼吸を続けながら、1分間程度押し続けます。
④両側の風池ツボを同時に刺激します。
可能であれば、両手の親指を使って、同時に両側の風池ツボをマッサージします。円を描くように優しく圧を加えると、さらにリラックス効果が高まります。
まとめ
本日は「左の目の奥まで痛くなる女性の頭痛の正体とは?対策と即効性の高いツボを紹介!」というタイトルでブログを作成させていただきました。
冒頭でも述べましたが、私自身も頭痛持ちで、特に頭痛の症状が強くなると目の奥まで痛くなることがあり、昔は痛み止めを服用してました。
ブログで紹介した対策方法を実践したり、過去の頭痛のブログで紹介した内容を実践していると、今では痛み止めを服用しなくても
大丈夫になりました。
頭痛も様々なパターンがありますので、「自分の頭痛はどのタイプだろう?」と迷った際は、いつでもご相談ください。
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)