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高齢の親御さんの熱中症を防ぐために周りが知っておきたい事

こんにちは。

熊本市中央区で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております院長の小竹翔太と申します。

今週に入り、気温に加えて湿度も一気に上昇し、不快指数が高くなったように感じます。

クーラーをつける事が増えたご家庭も多いのではないでしょうか?

前回ブログにて「子供の熱中症を予防するために親が知っておきたい対処方法」というタイトルでブログを紹介させていただきました。

 

今回は高齢の親御さんを身近に持つ方に向けてブログを作成しました。

理由として、当院の患者さまで80代の親御さんが徳島県で一人暮らしをされている患者さまがおられるのですが

お仕事や育児が忙しく、なかなか様子を見に行く事ができず夏になると熱中症がとても心配だと

ふとお話をされた事がきっかけで今回のブログを作成する事にしました。

熱中症は手遅れになると命に関わる事もある為、正しい知識を知っていただき親御さんにアドバイスをしていただく事で

少しでも熱中症の発生を未然に防ぐかがポイントとなります。

ぜひご高齢の親御さんがいらっしゃる方は今回のブログを参考にされてください。

高齢の親御さんが熱中症になりやすい理由

高齢者が熱中症になりやすい理由は、いくつかの要因が重なっている事が多いです。

 

①体の温度を調節する機能が低下する

汗をかく量が減り、体内の熱を外に逃がしにくくなるためです。

熱が体内にこもりやすくなると体温が上がりやすくなります。

年齢とともに喉の渇きを感じにくくなる

年齢を重ねると体内の水分バランスを調整する機能が低下し、水分補給の回数が減りやすくなります。

十分な水分を取らないと、体内の水分が不足し、熱中症のリスクが高まります。

③暑さに対する耐性が弱くなる

基礎疾患やお薬の影響を受けやすくなり、暑さに対する耐性も低下しやすくなります。

また高齢者の多くは屋内で過ごす時間が長く、エアコンを使わずに過ごすことが多いです。

室内の温度が上がると、体温も上昇し、熱中症のリスクが高まります。

 

 

熱中症の初期症状と対処方法

 

高齢者が熱中症になると、初期症状が現れます。

これらの症状を早期に察知し、適切に対処することが重要です。

まず、初期症状として現れるのは「めまい」や「立ちくらみ」です。

暑い環境で急に立ち上がったり、動いたりすると、血流が追いつかず、めまいが起こることがあります。

また、「頭痛」や「吐き気」を訴えることもあります。これらは体が過剰な熱に対して適応しきれず、ストレスを感じているサインです。

さらに、高齢者は「筋肉のけいれん」「手足のしびれ」を感じることがあります。

これは、体内の塩分やミネラルのバランスが崩れた結果、筋肉が正常に働かなくなるためです。

また、異常なほどの「疲労感」「無気力感」も見られます。これらの症状が見られた場合は、すぐに対処する必要があります。

対処方法として、まず「涼しい場所に移動する」ことが最優先です。

エアコンの効いた部屋や日陰など、体を冷やす環境に移りましょう。

次に、「水分補給」をしっかり行います。冷たい水やスポーツドリンクなど、体に必要な水分と電解質を補給することが大切です。

また、「服を緩める」ことで体の熱を逃がしやすくすることも有効です。

濡れタオルや氷を使って、首や脇の下、足の付け根など、大きな血管が通る場所を冷やすのも効果的です。

これらの対策を行っても改善が見られない場合や、意識がはっきりしない場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。

高齢者の熱中症は進行が早いため、早めの対応が命を守る鍵となります。

 

高齢の親御さんを熱中症から守るために周りができる事

高齢の親御さんを熱中症から守るためには、予防が何よりも重要です。

 

①日常的に室温を適切に保つ

特に暑い季節にはエアコンを適切に使用し、室温を25〜28度に保つようにしましょう。

定期的に室温をチェックし、暑くなりすぎないように気を付けます。

②水分補給を日頃から意識する

高齢者は喉の渇きを感じにくいことが多いため、こまめに水分を取る習慣をつけるように促しましょう。

水やお茶、スポーツドリンクなどを手元に置き、少量ずつ頻繁に飲むようにしましょう。

また、塩分チャージができるタブレットもおすすめです。

特に暑い日や外出時は、水分補給や塩分チャージを忘れないように注意します。

③適切な服装

通気性の良い、軽い素材の服を選び、帽子や日傘などで直射日光を避けるようにしましょう。

また、室内でも風通しを良くするために、扇風機やサーキュレーターを活用すると効果的です。

④周りの家族や友人が定期的に様子を確認する

電話やビデオ通話で親御さんの様子を確認し、体調や室温、水分補給の状況をチェックします。

特に、普段あまり会えない場合は、連絡を密に取り合うことで安心感を与える事ができます。

最後に、周りの人が「熱中症に対する知識」を持つことが大切です。

熱中症の初期症状や対策方法を学び、いざという時に迅速に対応できるよう準備しておきましょう。

親御さんを熱中症から守るためには、家族全員が協力し合うことが重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

お子さんの熱中症同様、高齢者も熱中症が多発しやすい年齢となります。

ご家族はもちろん、よく連絡を取り合う友人の存在などを把握していると、いざという時に連絡がつきやすくなるかもしれません。

毎年どんどん気温が上昇してより熱中症になりやすくなっております。

小さいお子さんや高齢者の方だけでなく、このブログをご覧になっている方たちも熱中症には気をつけられてください。

当院では腰痛、肩こりなどの慢性的な症状をはじめ今回のような熱中症についてもご相談を受け付けております。

お気軽にお申し付けください。

最後までブログをご覧いただきありがとうございました。

(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)

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