こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しています、小竹翔太です。
当院の40代の女性の患者さんからこんなお悩みをいただきました。
「階段を下るときに、膝のお皿の下がズキッと痛むんです。」
「加齢ですねと言われたが、治して趣味を楽しみたい」
毎日の生活の中で、膝の痛みがあるだけで行動範囲が狭くなり、気持ちまで沈んでしまうことがあります。
特に階段の下りの痛みは、仕事や家事、買い物などのたびにストレスになりますよね。
しかも、病院に行って「加齢」と言われたら諦めてしまう方もおられるかもしれません。
では膝の痛みは治らないのでしょうか?
もちろん、中には非常に治りずらい膝の痛みもあるのですが、「正しく対処」することにより日常生活を楽にし、趣味を楽しめる状態にすることは充分に可能です。
もしも、同じように「階段を下りると膝のお皿の下が痛い」と感じている方がいらっしゃいましたら、このブログがきっと参考になるはずです。

目次
なぜ階段を下ると膝の「お皿の下」が痛くなるのか
「上りは大丈夫なのに、下りるときだけ膝の下がズキッとする」
そんな経験はありませんか?
実は、階段を下りるときの膝には、自分の「体重の3倍」以上の力がかかると言われています。
体重50キロの方でも「150キロ」です。ちょっと怖いですよね。
特に膝の前側にある「お皿の下」に大きな負担がかかってしまうのです。
この部分には、体重がかかっても大丈夫なように「膝のクッション」が存在します。
しかし、このクッションが「硬く」なってしまったり、切れてしまったりすると膝が痛くなってしまうのです。
例えば、長年使っているソファーが、年数とともにクッションが固くなってしまい、座り心地が悪くなった経験はないですか?

膝も同じように、クッションが硬くなると「膝の骨に挟まれる」ような形となり、痛みを起こしやすくなります。
ではなぜ膝のクッションは硬くなってしまうのでしょうか?
理由として
「同じ姿勢が多い」「足元がよく冷える」「運動不足」
などが挙げられます。
膝の「お皿の下」が痛い時に自分でできる治し方
お皿の下にあるクッションは「脂肪」でできています。
「脂肪は冷えたりすると固まる」性質があり、「温めると柔らかく」なります。
お風呂でも構いませんので、10分ほど膝を温めてましょう。

②お皿を上下に動かす
脂肪を柔らかくするには、お皿を上下に動かすことも効果的です。
動画のように膝のお皿を動かすことで柔らかくなっていきます。
③1時間に1度立つ
同じ姿勢が続くと、膝のお皿が硬くなります。
なので1時間に1度は椅子から立ち上がることで、お皿が硬くなるのを防ぐ事ができます。
40代女性が実践した膝の「お皿の下」の痛みを改善した方法を紹介
今回ご紹介した患者さんは、デスクワークに長年従事されていた方で、先ほど紹介した内容に加えて「股関節のストレッチ」
を行ってもらうことで、痛みを改善することができました。
実は「膝と股関節は密接な関係」があります。
股関節と膝は「テニスのダブルスのペア」のような関係性です。
なので股関節が動くようにサポートすると膝の負担が軽減するのです。
実際にやってもらった股関節のストレッチを紹介いたします。
膝の痛みに効く股関節のストレッチ
・両膝を腰幅に開いて曲げ、両手を後ろについて体を支えます。
・右膝の外側に左足首をかけ、股関節を内側に捻るように膝を倒します。

この時にお尻がしっか伸びるのを確認してください。
片方30秒ほどやってみましょう。
最後に
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
「膝の痛み」は腰痛や肩こりに次いでお悩みが多い症状です。
「手術しかない」「年齢のせい」だと言われることも多いため、諦められている方も多いのが現状です。
しかし、今回ご紹介した内容を試してみるだけでも、「症状が楽になった」言われる方もいらっします。
ぜひ階段を下る時に膝が痛くなる時は、今回ご紹介した内容を試してみてください。
それでもなかなか症状が取れない場合は、当院にお気軽にご相談いただけると幸いです。
[監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太]

