こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております小竹翔太と申します。
前回の寒さによる腰の痛みに続いて、今回は寒さによる膝の痛みについてご紹介させていただきます。
さて、2月15日に熊本市内を中心に「熊本城マラソン」が開催されます。
この時期になると、白川沿いや運動公園などたくさんのランナーの方が汗を流されている姿をよくお見かけし、見ている私もなんだか元気になるような気がします。
当院の患者様でも毎年出られている方や、会社の人と初めて参加される方など多くの方が参加される大きな大会です。
そんな中、ランナー方に限りませんが、「寒い時期になると膝が痛くなりやすくなる」のはご存知でしょうか?
当院に来られる方のお声として
「朝起きて最初の一歩がとても膝が痛くなる」
「じっとしていて膝が冷えると痛くなる」
このようなお声をよくいただきます。
株式会社ライテック様の調べによると
膝の痛み・違和感の原因としては「運動不足」(49.6%)の回答が最も多く、次いで「加齢」(42.1%)、「体の冷え」(30.6%)が挙げられました。
というデータが出ております。
この度のブログでは、寒い日に起こりやすい膝の痛みの原因と対策、予防方法についてまとめております。
同じような症状でお悩みがあれば、この度のブログが参考になるかもしれません。

目次
冷えると膝が痛くなる原因
この時期になると、足先がキンキンに冷える日が増えてきます。
冷えすぎて、「足先そのものが痛くなった」経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は、この「冷えによる変化」が、膝の中でも起こっています。
膝関節は、骨・靭帯・半月板・さまざまな方向に走る筋肉などで構成された、とても「複雑な関節」です。

これらの組織は、血液によって栄養を受け取りながら、日常的に「体重」という負荷を支えています。
ところが、寒さによって膝周囲が冷えると、「血の流れが滞りやすく」なります。
「水道管が凍ると水が流れにくくなる」のと同じように、膝も冷えることで巡りが悪くなります。
血の巡りが低下すると、組織に十分な栄養が届かなくなり、筋肉や関節は徐々に硬くなっていきます。
これは、「自転車のチェーンに油が足りなくなった状態」に似ています。

本来はスムーズに動くはずのものが、動きにくくなり、無理に使えば負担が集中します。
膝は本来、「スポンジ」のように衝撃を吸収できる関節です。
しかし冷えによって硬くなると、このクッション機能が低下し、結果として「痛み」として感じやすくなってしまいます。
即効性が高い膝の痛みを少なくする対処方法
そんなカチカチな状態になると、解決方法がないように感じますが、正しく対処すれば十分に対処は可能です。
①膝のお皿の下を温める
凍っていた水道管が温まると水が流れるように、膝も温めてあげると流れが良くなります。
特に、お皿の下には血の流れが豊富な部分があるので、カイロや温めたタオルなどで10分程度温めると効果的です。

②膝のお皿を上下に動かす
膝のお皿は重たいものを引き上げるときに動きを軽くする「滑車」のような働きがあります。
カチカチに冷えると膝の動きが悪くなり動きが重くなります。
膝のお皿を手で包み、上下に20回動かして見ましょう。
痛い時は無理して動かさなくても大丈夫です。

③股関節にあるツボ「衝門(しょうもん)」を押してみる
なぜ股関節?と思った方もおられるかもしれません。
血の流れも上流から下流に流れてきますので、股関節のツボを押すことで膝に流れる血の巡りが良くなります。
場所は股関節の前側にあり、足の付け根の真ん中にあります。
触ると、血管が「トクトク」するのがわかりますので、人差し指と中指でゆっくり押して見ましょう。
呼吸をゆっくりしながら押さえると効果的です。

冷える時期こそ知っておきたい膝の痛みを予防する方法3選
①レッグウォーマーを着用する(しっかり温める)
冷たい空気は下の方に溜まります。
レッグウォーマーを着用することで、足に溜まった古い血液を心臓に返す効果があります。
もちろん入浴を欠かさないようにするのも大事です。

②もも上げを1日10回やってみる
先ほど述べたように上流の股関節を通って膝に血が流れてきます。
机などに手をつきながらもも上げ10回やって見てください。
血の流れだけでなく、股関節の動きも良くなります。

③「動き出し」を ゆっくり行う
特に膝の痛みが出やすくなるのが「朝の起き上がり」や「長時間座った後の立ち上がり」
のときに多くなります。
動き出しを気をつけると痛みのリスクが減ります。
ポイントは動き出す前に「一呼吸置いて」から立ち上がると良いです。

最後に
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
2月も寒い日が続くかと思いますが、風邪などの体調面も含めてご自愛ください。
もしも寒くて膝が痛い場合は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。
それでもなかなか良くならない場合は他にも原因が隠れていることもあります。
お気軽にご相談いただけると幸いです。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)

