こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
「片耳だけがずっとキーンと鳴って仕事に集中できない」
「寝室にいると耳鳴りがひどくなって寝れない」
このようなお悩みの声をいただきました。
耳鳴りでよくみられる「キーン」という音は、不快感だけでなく、不安やストレスと共に訴えやすい症状でもあります。
実は私も、5年ほど前にひどい耳鳴りに悩まされたことがあります。
病院にも通いましたがなかなか改善が見られませんでした。
では「耳鳴りは治らない」かというと、そんなことはないと私は考えます。
もし、同じような耳鳴りでお困りの方がいらっしゃいましたら、この記事の内容が参考になるかもしれません。

目次
片耳の耳鳴りがひどくなってしまう原因
耳鳴りになる大きな要因のとして「耳周りの血の流れが悪くなる」ことが考えられます。
耳の中には、「音を変換する細胞」がたくさんあります。
実はこの細胞、「多くの血液」を必要としているのです。
車がガソリンを必要としているようなものです。
机に向かって前かがみになったり、営業で立ちっぱなしになったりすると、首や肩周りの筋肉が緊張しやすくなり「首から耳へとつながる血の流れが弱まります」
「水道のホースが途中で押さえられると水の流れが弱くなる」ように、筋肉の緊張などにより血の流れが悪くなると耳鳴りが起こりやすくなります。
血の流れが少なくなることは、「ガソリンが少なくて車が動かない」状態と言えるでしょう。
耳鳴りはこのガソリンが足りていない「警告音」のような働きなんです。

意外と知られていない耳鳴りと「ストレス」の関係性
耳鳴りは耳のトラブルと思われがちですが、実は「ストレス」と深く関係しています。
忙しさや責任の重さで気持ちが張りつめた状態が続くと、体はゆっくりと休む時間を失い、「自律神経」のバランスが乱れやすくなります。
この自律神経の乱れこそが、片耳の「キーン」という症状を強める大きな要因のひとつです。
人の体は、緊張する場面では「戦うモード」の神経が働き、血の流れは筋肉や内臓へ優先されます。
長い会議、納期前の資料づくり、家事と育児の両立など、気持ちが休まる時間が少なくなるほど
「耳や頭まわりへの血流が後まわし」になり、音の感覚が過敏となりこれが耳鳴りになることがあります。

車を運転する時に、アクセルばかり踏んでいると、急なカーブを曲がることができずに事故を起こしてしまうかもしれませんよね。
カーブではしっかりブレーキをかけて、ゆっくり曲がる必要があるように、人間も働きすぎると体が事故を起こしていしまうことがあるのです。

耳鳴りを改善するために自宅でできる対策方法3選
耳鳴りは、病院に行かないと改善できないと思われがちですが、日常のちょっとした工夫でやわらげられるケースも多くあります。
片耳だけの「キーン」という音が続く場合は、まず体の緊張をほどき、耳まわりの血流を整えることが大切です。
ここでは、今日から自宅でできる3つの方法を紹介します。
①首と肩の力をゆるめる呼吸法
深く息を吸い、ゆっくり長く吐くことで、こわばった筋肉がゆるみ、自律神経が整いやすくなります。
とくに仕事の合間や家事の途中は、「肩が自然と上がったまま固まっている」ことが多く、耳の奥の血の流れが弱くなりがちです。
「鼻から3秒かけて吸い込み、口から6秒かけてゆっくり吐き出します。」
この時に「お腹」に空気が溜まるのを意識してください。
一度呼吸をととのえるだけでも、耳の圧が抜けるような軽さを感じる方もいます。

②耳のまわりをやさしく温めること
カイロや蒸しタオルを使い、「耳のうしろから首」にかけて軽く温めると、筋肉がゆるみ、血が流れやすくなります。
特に冬場は耳が直接冷えやすいので、耳当てなどを使用するのも良いでしょう。

③耳鳴りに効果的なツボ、聴宮(ちょうきゅう)を押してみる
耳鳴りの特攻穴として有効的な聴宮(ちょうきゅう)というツボを紹介します。
場所は「耳の穴の前の方にあり、口を開けた時にできるくぼみ」の部分になります。
ツボを押すときは口を閉じてもらい、人差し指で20秒ほど「痛気持ちいい」くらいの強さで押します。

最後に
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
片耳だけに続く「キーン」という耳鳴りは、決してめずらしい症状ではありません。
しかし、その音がずっと消えないことで不安やストレスがふくらみ、仕事や家事に集中できなくなる方も多くいらっしゃいます。
どれも、毎日を忙しく過ごされている方ほど積み重なりやすい要因です。
今回ご紹介した対策方法はどれも負担が少なく、今日から取り入れられる方法ばかりです。
耳鳴りは単なる耳の不調だけではなく、体や心からの頑張っているあなたへの「大切なサイン」です。
我慢し続けるのではなく、早い段階で体を整えることで、症状はやわらいでいきます。
しかし、症状が長期にわたり続くと治りにくくなることもあります。
つらい状態が続くようであれば、早めに専門家に相談することをおすすめします。
[監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太]
