こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
ゴールデンウイークも明け、いつもの日常が戻った方も多いのではないでしょうか?
私も子供を連れて阿蘇の方に行きましたが、思ったよりも気温が高く、たくさん汗をかきました。
以下のリンクは昨年5月の熊本県の気温です。
引用:気象庁
特に5月の後半にかけて、最高気温が30℃くらいに及ぶ日が増えているのがわかります。
基本的に平均気温が28℃を超えてくると、熱中症のリスクが高まるとも言われています。
当院の患者さんの中でも
「離れて住んでいる両親が、熱中症にならないか心配」
「子供が熱中症になったらどうすればいいかわからない」
というお声をお聞きする事があります。
このように自分自身よりも家族の事を気にかけている方が非常に多く、しかしいざ何をしたらいいかわからないというのがよくお聞きするお悩みとなっています。
でも大丈夫です。
熱中症に対して正しい知識を身につけておけば、いざという時に正しい対策ができるかと思います。
今回のブログでは熱中症について初期症状と対策方法、予防方法まで紹介いたします。
同じようなお悩みがある方にとって参考になれば幸いです。
5月でも油断できない?熱中症の初期症状とは
「5月はまだ夏本番ではないから熱中症は大丈夫」と油断しがちですが、実はこの時期から熱中症のリスクが高まります。
特に急に気温が上がった日や湿度が高い日は、体が暑さに慣れていないため、熱中症になりやすいのです。
熱中症の初期症状としては
「めまい」「立ちくらみ」「顔のほてり」「吐き気」などが現れます。
頭がぼーっとしたり、急にたくさん汗をかいたり、手足の筋肉がつる「こむら返り」を引き起こす事もあります。
さらに、体がだるくなったり、力が入らない、吐き気や頭痛を感じる場合は特に要注意です。
これらの症状が出たときは、すぐに涼しい場所に移動し、水分と一緒に塩分も補給しましょう。
涼しい場所に移動し、水分補給を行っても症状が改善しない場合や、意識がもうろうとしている場合には、ためらわず医療機関を受診してください。
夏に向けて知っておきたい水分補給の大切さ
これから夏に向けて、熱中症を防ぐためには
「こまめな水分補給」がとても大切です。
特に、仕事や家事で忙しい方は、つい水分を摂るのを忘れてしまいがちですが、のどが渇く前に少しずつ飲むことがポイントです。
水だけでなく、汗と一緒に失われる塩分も大切なので、スポーツドリンクや経口補水液を活用するのもおすすめです。
しかし、なぜ塩分が必要なのでしょうか?
私たちの体は約60%が水分でできていると言われていますが、実は塩分も含まれています。
完全に水分だけでなく塩分が入っている「スープ」のようなもので
塩分が全く入っていないスープは美味しくなく、塩加減がちょうど良いと美味しいスープになりますよね。
逆に塩分が濃ゆすぎると味が辛くなりすぎるのでバランスがとても大切です。
体の中は水分と塩分のバランスがちょうどよくなるように調節されているので、汗で大量にかくとこのバランスが崩れてしまうので熱中症になりやすくなるのです。
熱中症を予防する方法3選
①水分補給を習慣にする
こまめに水分・塩分を習慣的に摂ることが大切です。
先ほども説明しましたが、特に汗をかいたときは、水だけでなく塩分も一緒に補給しましょう。
スポーツドリンクや経口補水液が苦手な方は、塩分タブレットもおすすめです。
②暑さに体を慣れさせる
人の体は暑さに慣れていく暑熱順化(しょねつじゅんか)という機能が備わってします。
一般的には1週間から2週間ほどで暑さに慣れると言われます。
ですので
・ウォーキングを20分程度行う
・湯船に10分程度浸かる
を無理のない程度で行うと体が暑さに徐々に慣れていきます。
③暑さ対策グッズを揃える
今は色々なメーカーから暑さ対策のグッズが販売されています。
特に日傘は最近ですと男性でも使用されている方がおられるくらいです。
他にも帽子を被ったり、携帯扇風機、車に乗られる方はサンシェードを使用するのも良いです。
洋服選びも重要です。
通気性の良い素材や、汗を吸いやすい服を選ぶことで、体に熱がこもりにくくなります。
最後に
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
熱中症のブログを書くと、昨年の暑さを思い出します。
お一人でも熱中症で体調を崩したりする方が減る事を祈り、熱中症のブログを作成しました。
今後も熱中症に関する情報発信を続けていきます。
今回ご紹介した内容が1つでも参考になれば幸いです。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)