こんにちは。
熊本市中央区上鍛冶屋町で「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業しております、小竹翔太と申します。
患者さんから
「お盆休みで長時間運転すると毎年腰痛になる」
「お盆休み明けに仕事をすると腰痛にならないか心配」
とご相談を毎年受けます。
お盆になると地元に帰省をしたりする方も多いかと思います。
長時間の運転が多くなる時期にもなりますので必然的に腰痛が多発しやすくなります。
さらに、休みが長い分、仕事がはじまった時の腰痛も実は多くなります。
今回のブログでは長距離の移動中に腰痛になってしまった時の対処方法と
仕事がはじまってから腰痛を防ぐ方法をまとめました。
長距離運転が多く、腰痛になりやすい方にとって参考になれば幸いです。
遠出をすると腰痛になりやすい理由
お盆の時期は渋滞に巻き込まれたり、長時間運転する事が多くなります。
長時間、同じ姿勢で座り続けると、腰にかかる負担が大きくなるため、腰痛が引き起こされるリスクが高まります。
筋肉が硬くなると、血の流れが悪くなり、疲労物質がたまりやすくなります。
その結果、腰に老廃物が溜まりやすくなり、腰痛が発生します。
さらに、長時間座る事で腰だけでなく、足やお尻も硬くなりやすくなります。
特に、座面と密着しているお尻は、腰と筋膜で繋がっており、お尻が固くなると腰に症状が出やすくなります。
筋膜とは、いくつかの筋肉をまとめておおっているサランラップのような薄い膜で、筋肉どうしが滑らかに動いたり、力を伝えたりと非常に重要な役割を担ってます。
しかし、いくつかの筋肉をまとめている分、一か所が硬くなると、他の所まで硬くなってしまう特徴があります。
さらに、渋滞中はイライラやストレスも増えやすく、これが筋肉の緊張をさらに強める要因となります。
ストレスが筋肉の緊張を引き起こし、腰痛の発生に拍車をかける事がありますので注意が必要です。
遠出中に腰痛になってしまった時の対処方法
遠出中に突然腰痛が起こると、とても困りますよね。
でも、焦らずに適切な対処をすることで、その痛みを軽減することができます。
まず、腰に痛みを感じたら、無理をせずにサービスエリアや道の駅などに一旦車を停めましょう。
安全な場所に車を停めたら、車から降りて体を動かすことが重要です。
座りっぱなしで硬くなった筋肉をほぐすために、5分ほど歩いてみて下さい。
また、腰に負担がかからないように、座席の調整も工夫しましょう。
この画像のように、座面と腰の間にバスタオルを入れると負担が軽減されます。
痛みがひどい場合は、無理をせずにその日の予定を変更することも検討しましょう。
目的地に向かうよりも、自分の体を第一に考え、無理をしないことが大切です。
遠出中は特に無理をしてしまいがちですが、健康面や安全第一でお過ごし下さい。
仕事が始まって腰痛にならない為に気をつける事
大型連休の後もぎっくり腰や腰痛がとても多くなります。
お盆中は特に腰痛にならなかったけど、お仕事がはじまってからぎっくり腰などの腰痛にならないようにするために
気をつけていただきたい事をご紹介いたします。
①顔を洗う時は足幅を開く
足幅を開く事で、腰にかかる負担を下げる事ができます。
特に朝は身体がまだ起きていない事が多く、腰痛が多発しやすい時間帯です。
②イスから立つ時は足を後ろに引く
立ち上がる時に足を引く事で、まっすぐ立つ事ができ、腰にかかる負担を下げる事ができます。
身体を丸めて立ち上がると腰痛の要因になるため注意が必要です。
③物を持つときはできるだけ物を身体に近づける
特に中腰で物を持つ際には腰にかかる負担が倍増します。
極力持ちたい物を身体に近づけて持ち上げると、負担を軽減する事ができます。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
昨年の事ですが、連休明けの初日にぎっくり腰の患者さまが3名来られました。
腰痛になりやすい方は、ブログで紹介した内容をぜひ実践してみて下さい。
ただ、それでも腰痛が起こってしまう方もいらっしゃいます。
もしも、腰痛が取れなかったり、ぎっくり腰になってしまった場合は当院までご相談いただけるとお力になれると思います。
お電話や公式LINEにてご連絡お待ちしております。
(監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)