こんにちは!
熊本市中央区でかじやまち熊本鍼灸整骨院を開業しております
院長の小竹翔太(こたけしょうた)と申します。
ご覧いただきありがとうございます。このブログでは整骨院・鍼灸院とはどんなところなの?どんな症状を診てくれるの??などの素朴な疑問から身体の健康面の向上に役立つ情報をお伝えできればと思います。
患者様より
『運転する姿勢になるといつも腰が痛くなる』
『運転をすると最初は良いが30分を過ぎると徐々に痛くなる』
というお声をいただきました。
8月はお盆みもあり長時間の運転をされる方も多いでしょう。痛みが強くて運転に集中できなくなると事故のリスクも高くなるかもしれません。
私も車の運転が好きで今年のゴールデンウィークは熊本から大阪まで車で行きました笑
運転の時の腰痛でお悩みがある方はブログを読んでいただく事でお悩みを解決できるかもしれません。
・運転中に腰痛が起きる原因は?
なぜ運転中に腰痛が起こるのでしょうか??
人の身体が一人一人違うように腰痛の原因もこれまた一人一人違います。
ただし、運転中に腰痛がある人にはいくつかの共通点があります。
①運転の姿勢が悪い、徐々に悪くなる
②普段から腰痛があり筋肉が緊張している
③立ち上がる時など腰や太ももの裏を使いすぎている
など腰に負担がかかる事が日常的に多くなっている事が多いです。
運転中のみ痛くなる事は意外とまれで、運転中の痛みを取るには日常感じる腰痛や習慣を少しずつで良いので変えていく必要があります。
・あなたはできてる?腰痛を防ぐ運転中の正しい姿勢
1シートの座面の高さを調整する
自分の腰よりも膝の高さが高くなると骨盤が後ろに倒れてしまい猫背の態勢になりやすくなり腰痛へつながりやすくなります。
2『骨』で座る事を意識する
これは私が最も重要だと感じている点で骨盤の骨に『坐骨結節』という部分があるのですが
ここに体重を乗せれるようになると運転中の腰痛はかなり楽になる事が多いです。
よく患者さんに坐骨が痛い!と言われることが多い所ですね!
チェック方法
①坐骨の下に手のひらを入れると丸い固いものが手に触れます。ここが『坐骨結節』です!
手を入れてみて一番体重が乗る所を探してみてくだい。
②みぞおちを意識して気持ち1~2㎝前に出してみましょう
胸を無理して張る必要はありません!
長時間運転が続くようでしたらこの2つのポイントを1時間に一度休憩したタイミングで行うと良いです。
・これで安心!運転による腰痛を改善する正しいコルセットの選び方
先ほどは運転中の正しい姿勢について解説しました。
しかし、慢性的に長く腰痛が続いている場合、良い姿勢が長く続ける事ができずすぐに痛みが再発してしまう事も多くあります。
その際に役立つ物がコルセットです。私はよく『骨盤ベルト』と表現してます。
ここで骨盤の構造について少し解説します。
図は身体を後ろから見た骨模型になり、骨盤には仙腸関節という関節が存在します。
仙腸関節は背骨の一部である仙骨と骨盤の一部である腸骨をつなぐ関節です。
これらの骨は非常に頑丈な靭帯で固定されており、体重を下半身に伝えたり、歩いたりジャンプなどの動作で生じる衝撃を吸収する重要な役割を果たしています。
しかし、仙腸関節は同時にストレスや負荷を受けやすい部位でもあります。特に立って歩いたり、重いものを持ち上げたり、長時間座っていたりすると、この関節に大きなストレスがかかります。
多くの仙腸関節の腰痛が関節を包む頑丈な靭帯がゆるくなってしまい、靭帯の炎症や筋肉との癒着から起こる事が多いです。例えるならイスのネジがゆるゆるになってしまい安定感がなくなっている状態です
ここで大活躍するのがコルセット(骨盤ベルト)です!!
コルセットを巻く事によりゆるゆるになっているネジを締めることができます。
しかも長時間運転を続けてもゆるくなりにくいという特徴もあります。
どんな物を選べばよいのか??
・できるだけ細いタイプ
・ゴムタイプ
これには理由があります
仙腸関節をうまく締めるには大転子(下の赤マル)という骨と上前腸骨棘(上の赤マル)という骨の間をピンポイントで締める必要がある為です。さらに長時間座る状態だと伸縮性が若干ないと締め付けが強くなり血流の流れが悪くなる恐れがあるからです。
私がお勧めするのはこちらです!
今回は運転中に起こる腰痛について解説させていただきました
上記のことを試してみてもなかなか改善されない場合はお一人で悩まずお気軽に相談してくださいね
まとめ
①運転時の腰痛は日常の使い方がそもそもの原因
②「骨」で座りましょう
③コルセット(骨盤ベルト)を正しく使えば長時間の運転にも効果あり
監修 柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太