こんにちは!
熊本市中央区でかじやまち熊本鍼灸整骨院を開業しております
院長の小竹翔太(こたけしょうた)と申します。
ご覧いただきありがとうございます。このブログでは整骨院・鍼灸院とはどんなところなの?どんな症状を診てくれるの??などの素朴な疑問から身体の健康面の向上に役立つ情報をお伝えできればと思います。
患者様より
『ガチガチの肩こりをどうにかして欲しい』とお悩みの相談を受けました。
この患者さまは、美容師をされており、お客さまの髪を切っていると
1時間くらいで肩がガチガチになって、下を向くことがとても辛くなるとおっしゃってました。
今回は腕を使うお仕事をされていて、ガチガチの肩こりにお悩みの方に向けて
肩こりを改善する方法をブログにまとめました。
ガチガチの肩こりはなぜ起こってしまうのか?
肩こりの原因はいろいろです。
長時間のデスクワーク、スマホの操作、家事と仕事の両立などの日常的な負担が重なります。
特に、長時間同じ姿勢を取り続けると、筋肉には疲労が残ります。
また、精神的なストレスも肩こりの原因。心が緊張すると、無意識に肩や首周りの筋肉も硬くなります。
今回の患者さまは美容師をされているので、同じ体勢ももちろん多くなりますが
腕や手を多く使う事が特徴と言えます。
実は腕の重さは意外と重く、片腕で5キロ〜6キロあります。
なんとスイカ1玉と同じ重さになります。
この重さを常に肩周りが支えていると考えるとガチガチになるのもしょうがないのかもしれません。
肩こりに鍼治療が効果的な理由
肩こりを「交通渋滞」と考えてみましょう。
道路(筋肉)には多くの車(血液や栄養)が流れていますが
事故や工事(疲労や筋肉の緊張)により一部が詰まってしまうと、全体の流れが滞ってしまいます。
鍼治療は、特定のポイント(ツボ)に鍼を刺すことで
交通の整理を行い、スムーズな流れを取り戻す「交通誘導員」のような役割を担っています。
腕のツボを使って肩こりを改善!
驚くかも知れませんが、実は腕のツボを刺激することで、肩こりは改善されやすくなります。
これは、体の経絡(気の流れるルート)が腕を通っているので
鍼で特定のポイント(ツボ)を刺激し、気の流れを整えることで、肩の緊張をやわらげていきます。
また、肩と腕は筋肉でも密接につながっており、互いに影響試合っている側面もあります。
今回は腕にあるツボを2種類紹介し、肩こりを改善していきましょう。
①合谷
親指と人差し指の間、2本の筋肉の「V」の字の部分が合谷のツボです。
合谷は経絡の末端にあたり、その流れが滞りがちになるポイントです。
肩こりをはじめ、頭痛や歯の痛みなど幅広い症状に有効です
②曲池
「曲池」とは、手の肘の部分に位置する経穴(ツボ)の一つです。具体的には、肘を曲げたときに、外にできるくぼみの中央部分に位置します。
肩こりの他に、風邪の初期症状、咳、喘息、首の痛みなどの治療に使われます。
*強さについては、気持ち良いと感じる程度から、多少痛いと感じる程度の範囲が適正です。
*押すタイミングは入浴後の血行が良くなっている時間帯や就寝前などがおすすめです。
*隙間時間を利用して、1日に何回かに分けて行っても構いません。
まとめ
本日はガチガチの肩こりでお悩みの方に向けてブログをまとめました。
全身にツボは361個もあり、それぞれ様々な効果があります。
肩こりだけでなく、頭痛や腰痛などの日常に多い症状から、花粉症や便秘などの内科的な症状まで治療することが可能です。
気になることや聞きたい事がありましたら、お一人で悩まずにお気軽に相談して下さい。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太)