院長紹介

greeting

患者様の痛みを徹底的に追求します。

熊本市中央区帯山生まれ。
家族構成は、治療家である父と専業主婦の母、3歳下の妹、祖父母を含む6人暮らし。
父は「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格を持つ治療家であり、幼い頃から母や祖父母に施術する姿や「先生ありがとう」と患者さんに感謝をされる姿を日常的に見て育った。
小学校時代にテレビで見たワールドカップで、ブラジル代表やスペイン代表のストライカーが放つ強烈なシュートをことごとく止める姿に憧れ、ゴールキーパーを志す。
しかし高校1年時、相手選手との接触により左手小指を骨折。手術を受けることになり、療養中に図書館で出会った「柔道整復術」という手術を伴わない治療法に強く惹かれ、進路を決める。

高校卒業後、柔道整復師の国家資格取得を目指して福岡柔道整復専門学校(現・福岡医療専門学校)へ進学。
整骨院で働きながら夜中まで勉学に励み、睡眠時間は3時間程度だったが柔道整復師の資格取得に向けて努力を重ねる日々を送る。
ある日、整骨院での診療中に、体調を崩してしまい起き上がることができなくなる。修行先の鍼灸治療によって体調が劇的に改善。鍼灸師の道を志す。
日々の臨床の中で患者さんの症状を改善させることができず、このままではいけないと、休日を返上して治療のセミナーに参加。幼少期に父が多くの患者さんに感謝される姿を思い出し、「治す治療家」を目指して6年間、整骨院で勤務しながら柔道整復師と鍼灸師の国家資格を取得した。

資格取得後、熊本へ戻り、スポーツ外傷に力を入れている整骨院グループに入社。
入社時には熊本への新規出店が決まっており、新店舗立ち上げメンバーとして朝から晩まで働きづめの日々を送る。
周りは経験豊かな先生が多く、「早く追いつきたい」気持ちから他の先生が帰った後、院長先生と患者さんを治すためにどうすれば良いか夜中まで議論を重ね、休日は母校のトレーナーとしても活動した。
全員で100名いる施術者の中で、2番目に多くの患者さんから信頼を得た施術者として表彰された。
新店舗の経営が安定した後、4年目に院長へ就任。
院長としてのスタートは順風満帆ではなく、スタッフの退職や「受付の電話対応はどうなっているのか?」「トイレが汚い」などのクレームが発生。周りをサポートできていない未熟さを痛感。

毎日手帳に問題点と改善案を書き記すことで自己と向き合い、スタッフとの個別面談や上席への相談を重ねながら、徐々に組織を立て直し、経営の安定を実現。
その矢先、新型コロナウイルスの感染拡大。
患者さんの来院は激減し、売上は1桁減少。廃業の危機に直面。
夜間、誰もいない治療院に残り、かつて来院していた患者さん一人ひとりに手紙を書き始める。
その姿に心を動かされたスタッフも自主的に協力し、全員で手紙を綴る取り組みへと発展。
その結果、患者さんの再診が少しずつ増え、信頼関係を築くことの重要性を実感。
そして、かねてよりの目標であった「整骨院開業」に向けて、力を注ぐ事を決意する。

1年後、理想的なテナントが決まり、職場の上席・スタッフの協力もあり、2022年6月1日、熊本市中央区上鍛冶屋町に「かじやまち熊本鍼灸整骨院」を開業。
さらに長年の交際を経て結婚。守るべき存在が増え、より一層の覚悟で治療に臨む。
しかし、開業後3ヶ月が経過しても患者さんが集まらず、苦悩と不安の連続だった。
チラシ1万枚の配布、夜間のポスティング、ネット広告とあらゆる施策を試みるも、経費がかさみ通帳残高は減少の一途。
困り果てた末、同業の恩師に涙ながらに相談。
「目の前の患者さんを家族だと思って治療しなさい」という言葉に背中を押され、目の前の患者さんの満足を最優先に方向転換。治療後にお手紙を書いたり、LINEでストレッチのやり方をお伝えし、患者さんがどんなことで悩んでいるのか?お話をしっかり聞くようにした。
その姿勢が患者さんに伝わり、紹介が徐々に増加。経営の安定に繋がる手応えを得る。

そんな中、妻の妊娠が判明。
父親として、子どもに誇れる自分でありたいと再認識。
父と同じように、地域の方々の身体の悩みに寄り添い、患者さんの不調を根本から改善する「癒す」から「治す」治療院を目指すことを決意。
完全予約制で、今までとは倍以上の治療費に変更し患者さんの不調を根本から改善を目指すべく再スタートを切るものの、患者数は4分の1に減少。
廃業も脳裏をよぎる中、妻から「本当に困っている人にこそ、安心して通える治療院が必要」と助言を受ける。

院内をリニューアルし、土日は妻に頼み込んでさらに技術を磨くべく、関西方面で開催されている技術セミナーに参加。
患者さんの体を良くする事ができ、少しずつ信頼が回復。再び患者さんが来院。
治療の傍ら、患者さんの悩みに耳を傾ける中で「介護や仕事で通院が難しい」という声を受け、地域貢献の一環として無料の健康講座を開催。
現在は、熊本県内で慢性痛に悩む方々の治療と、地域の健康啓発活動を両立しながら、治療家として活動している。

[監修:柔道整復師・鍼灸師 小竹翔太]

出身 熊本県熊本市中央区帯山
経歴 福岡医療専門学校柔道整復科 鍼灸科卒業
文徳高校サッカー部メディカルトレーナー
職歴
H27年4月
堺整骨院田崎院入社
H29年9月
堺整骨院田崎院院長就任
H30年11月
堺整骨院長嶺院院長として新規オープン
資格 柔道整復師 鍼灸師
ご来院を心よりお待ちしております